【2次元】鬼滅の刃で彼氏にしたいキャラPart16【妄想】

[11534. 匿名]

>>11281
⚠️己の趣味に全振りです
待っていてくださった旨のコメントを本当にありがとうございます
大変光栄です

Genius そのじゅうよん

その日研究室に行くと、ガルコは教授と面談をしているらしい
結構長めの面談で、なかなか教授室の戸は開かない
そういえばガルコは就活していないけれど、卒業後はどうするのか聞いていなかったな
就職相談なのかもしれない

実験室で実験を始める
ただの白い粉や無色透明の液体に見えるけれど、これらを反応容器に入れて熱をかけると反応が始まる
きっかけを与えてやれば、どんどん反応が進んでいく
今回の反応は停止薬を滴下して反応を終わらせなければならない
反応の進み具合と停止液滴下のタイミングの見極めが難しい

「どう？今日の実験順調？」
教授との面談を終えたらしく、ガルコが実験室にやってきた
「今のところ、ここまで反応が進んでいます」
分析結果を見せる
「そうだね。もうちょっと反応させようか」
「はい」
教授がやってくる
「どれ？なかなか良いじゃないか」
分析結果を見ながら頷く
「ガル山さんの後任はしっかり育ちつつあるな」
「そうですね」
「ガル山さん、さっきの件でちょっと」
「はい」
教授とガルコは再び教授室へ

「ガル山さん、今度の論文をKimetureに投稿するらしいぜ」
「さすがだなぁ」
修士の先輩たちが話をしている
Kimetureはとても権威のある雑誌で、相当な成果でなければ論文は掲載されない
論文が掲載されれば、研究の世界での未来は明るくなる
同じ研究室にいても、D3のガルコ
学部生とは全然違うと改めて思う

[11538. 匿名]

>>11534
理系のことわからんガル子ですが知らない世界覗けてｶｺｴｴ(*´▽｀*)
遡って読ませていただきますー！

[11570. 匿名]

>>11534
続きもありがとうございます♡

[11606. 匿名]

>>11534
⚠️己の趣味に全振りです

Genius そのじゅうご

実験がうまくいったので、いつものようにガルコのアパートでコンビニスイーツを食べている
「ガルコは論文を投稿するの？」
「Kimeture狙ってる。掲載されれば、海外のラボにも行きやすくなるからね」
「卒業後は海外に行くってこと？」
「Kimetureに論文が掲載されればのはなし。元々アカデミアには残る気だから、無理だったら今のラボでポスドクしながら論文を書くかな。教授は残留を良いよって言ってくれてるけど、やっぱり外のラボに行きたい」
　注:アカデミアに残る→企業への就職ではなく、大学で研究を続け、ゆくゆくは教授へ
　ポスドク→博士後研究員。大学で研究を続けながら、助教や講師等のポストを目指す

「そ、そうだよね。あれだけ研究頑張ってるもんね」
『論文が掲載されなければ良いのに』という
思いが胸をよぎり、慌てて思いを消す
なんてことを考えてしまったのか
「あ？寂しいって思っちゃった？」
「──当然だよ。せっかく仲良くなれたのに」
「たとえ離れていてもわたしたちは大丈夫だよ。メールもweb会議ツールで顔を見ながら話もできるし」
ぎゅっ
「むいくんは寂しがり屋さんなのね」
ガルコに抱きしめられて、そのぬくもりが数ヶ月後には離れていくかもしれないと思うと、思いが止まらなくなる
「ガルコの重荷になんてなりたくないよ。でも、でも──」
頭なでなで
「私だって本当は離れたくない。でも時間は有限だし、海外のラボで研究をするのは夢だったから。新薬を作ることへの遠回りはしたくない」
ガルコの決意は固い
それに比べて、自分はなんと甘い考えをしているのか
「だてにむいくんより長く生きてないからね」
お見通しってことか
ガルコにはかなわないな