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11415. 匿名 2024/05/03(金) 22:19:28
>>10414⚠️解釈⚠️見切り発車⚠️自萌え⚠️🐚
年上の後輩📿⑥
最大に出したシャワーの合間に声が紛れる
冷えた肌が急に温められてじりじりする
熱いシャワーに濡れながら、溺れるようにキスを繰り返していた
息継ぎをする度に彼が引き戻してお湯ごと飲み込む。逃げていたのに、いつの間にか、深く絡めとる彼に擦り合わせている自分がいた。制圧されたい
いつまでもこうしていたいくらいにきもちいい……
彼が私の片足を持ち上げた時にようやく我に返った
「だめ、迎えに行かなきゃ」
「俺が行くから、あなたはここにいて」
「わたしが、行かなきゃ…」
「行くな」
彼が足の間をぐっと押し上げて腰がじくりと痺れた
タイトスカートが捲り上がっている姿が視界に入ってくらくらとのぼせる
「私は大丈夫…だから」
「俺が大丈夫じゃない」
舌を絡めまた黙らせられてしまう
最低だ、こんなことすぐ止めないと。そう思うのに、ぐずぐずと腰を合わせキスを繰り返すのをやめられない。でも彼の方からふいに手を止められた。
「ここに、猫を連れて来ればいいんですよね?」
私は回らなくなった頭で小さく頷いた
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11443. 匿名 2024/05/03(金) 22:47:08
>>11415
⚠️🐚
二人の絡みですでにドキドキしてるのに、お話の展開も全く読めなくてそれにもドキドキしちゃって…🫀💥
完結までどうにかもってくれ…アタイの心臓( ´ཫ` )+19
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11994. 匿名 2024/05/04(土) 22:24:40
>>11415⚠️解釈⚠️見切り発車⚠️自萌え⚠️🐚
年上の後輩📿⑦
「ああ可愛いな…老猫は子猫とは違う可愛さがある」
姫ちゃんは老猫なりに食欲もあり、見た感じは元気そうでとりあえずひと安心だった
真夜中の自分の部屋の真ん中、その不思議な光景に、ベッドからぼんやり見入る。
ブランケットにくるまっているのは姫ちゃんではなく悲鳴嶼くんだった。
少し焼けた肌、隆起した筋肉を持つ2m近い裸の大男と、老猫。
悲鳴嶼くんにうっとり撫でてもらっている姫ちゃんに、ほんのり抗議したくなる。わたしが撫でさせてもらえるまでは半年かかったのに。
あのあと住所を聞き出した彼は、バスタオルを引っ掴んでほとんど濡れたまま電話で呼び出したタクシーに乗り込んだという。いつも何事も慎重な人だと思っていたから驚いた。何も聞かれなかったのかと問えば「どうしましたかと聞かれたが、どうもしないと答えたらそれきり何も」らしい。
「悲鳴嶼くんて、いろいろ得してそう」
萎縮した運転手の様子がありありと想像できて笑ってしまった。彼はただそこにいるだけで周りに緊張を強いる。
「そうでもない。何事も標準がいいんですよ。逸脱すれば損の方が多い」
「そりゃそうか…ごめん。
大変だよね、世間は標準サイズ向けに作られてるから」
「そうですね。
望んだものが、手に入ることの方が少ない……」
悲鳴嶼くんがベッドに座るとスプリングが思い切り沈む。
途端に部屋の空気が、濃く、甘く、満ちていく。息苦しい。
意識してそういう雰囲気にならないように努めていたのに、あっという間に呑み込まれてしまう。後ずさった私を壁に追い詰めると、悲鳴嶼くんは私の肩の窪みに顔を埋めた。固い髪が頬をくすぐる
心臓がうるさくて鎖骨が震えてバレてしまうかと思った。短いのか長いのかわからない沈黙のあと、彼が耳に直接囁いた
「…服が、乾くまででいい。」
低く掠れた声がどろりと重くのしかかった
あんなに忌々しい存在だった彼が、甘えるように哀願してる。今夜、服が乾くまで、自分のものになってください。
どんな言葉をかければいいのかわからなかった。耐えきれず彼の頭を撫でると、悲鳴嶼くんは顔をそろそろと上げた。
至近距離で泣いてる彼と目が合う。年上の男の人の涙を初めて見た。胸がぎゅうっと苦しくなる。
薄い虹彩。心が透明にされるような目だった。目を逸らさないと、と思うのに、瞬きも許されない。
だめ、と振り絞った声が彼の唇に攫われた
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