ガールズちゃんねる
  • 11358. 匿名 2024/05/03(金) 21:36:49 

    >>9828
    ⚠️解釈違い ⚠️ほんのり🐚風味
    ⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
    続・バーチャル彼氏11

    それからの日々はバタバタで私の両親への挨拶や向こうで生活のための手続きや準備で目まぐるしい日々を送り、気づけばもう出発の日は目前まで迫っていた
    私は住んでいたアパートを引き払い、とりあえずとむいくんの住むマンションへと転がり込む

    「いよいよだね」
    「今日もおつかれ、ガル子」
    「あ〜ありがとむいくん」
    お風呂から出て冷蔵庫からビールを出してくれたむいくんがソファへ座る私の隣へドカリと座る
    「ガル子、とりあえず、乾杯」
    「うん…乾杯」
    ビールの缶をカツンと合わせゴクゴクの飲んだ
    「「はぁ〜〜〜」」

    「なんか変な感じ…本当に、本当にもう数日で日本を離れるんだね…わたしの人生にこんな日がくるなんて思ってもなかった」
    「何言ってんの…これから一生一緒にいてくれるんでしょ?」
    「うん、勿論」
    むいくんが私の両手を優しく包む…左手にはミントグリーンの宝石がデザインされた指輪が輝いている
    「…後悔しない?」むいくんが問う
    「…不安がない訳じゃないよ?だけどむいくんがそばにいてくれるなら、私無敵でいられる気がする」
    「俺も…」
    「あっ!ねぇそう言えば!聞こうと思って忘れてた!お見合いで何て言って相手を説得したの?私むいくんがスマホの中から私をディスってた辺りで記憶ないんだけど」
    「ディスるって何?褒めてたでしょ」
    「あれ褒めてたの?まぁそれはいいよ!水に流すし!ねぇ何て言ったの?」
    「…教えない」
    「なんでよ!教えてよ!!」
    「ぜーったい教えない」
    「も〜照れちゃって…私だったらむいくんを愛してるから結婚はできません!!って言っちゃうかも!なんて!」
    「…って言ったんだよ」
    「え?」
    「俺も愛してるって言ったの。うるさい。もう黙って」

    抱き寄せられそのまま唇を塞がれて、冗談めいたセリフじゃなくて真剣に「私も」と答えたかったのに
    久しぶりに触れたむいくんの体温があまりに熱くて、私はそのままむいくんの首に腕を回し、ビールの苦味も掻き消されてしまう位に、この後訪れる甘い時間にただ目を閉じ、身を任せた

    〜〜〜
    「もしもし?あぁ今見送った所だ…着いたら連絡するように言ってある。よろしく頼むよ」
    「〜〜〜」
    「うん?彼女はまだ今はフィアンセだ。ちゃんと成果を出したら籍を入れると言っていた。誰に似たのか、あんな聞かん坊に育てた覚えはないんだけどな」
    「〜〜〜」
    「ははっ、まいったな。それはもうモブ川さんに言われたんだ。他の言葉にしてくれないか」
    「〜〜〜」
    「あぁ、じゃあ…2人を頼むよ、キョーゴ」
    続く

    +23

    -8

  • 11363. 匿名 2024/05/03(金) 21:41:19 

    >>11358
    キョーゴですと!?🫣

    +21

    -1

  • 11393. 匿名 2024/05/03(金) 21:57:11 

    >>11358
    え!?💣️!?

    +17

    -4

  • 11441. 匿名 2024/05/03(金) 22:45:33 

    >>11358
    はぁぁ♡良かったねぇ〜
    ん〜?全くイチャイチャしてんじゃないよ(褒め)
    何その甘々〜(褒め)
    とデレデレゴロゴロしながら読んでたら最後で起き上がっちゃったよ!!
    キョ、キョーゴ?!?!

    あ、あとねぇ、むいくんが聞かん坊ってワードがめっちゃ刺さりました

    脳みそバグって感想が上手くまとまらなくてごめん😂

    +21

    -4

  • 11569. 匿名 2024/05/04(土) 04:57:12 

    >>11358
    待ってました〜!続きも楽しみ♡

    +20

    -5

  • 11837. 匿名 2024/05/04(土) 18:16:17 

    >>11358
    ⚠️解釈違い
    ⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
    続・バーチャル彼氏12 最終回

    〜1年後〜
    「ねぇ、本当にここで良かったの?」
    「うん、こっちに来て見かけた時からここがいいなって思ってたの」
    2人で住む家から徒歩で行ける場所にある小さな教会に私たちはいる

    「それで、この格好でいいの」
    「うん、むいくん似合ってるよ!」
    「…ガル子もね、キレイだよ」
    私たちは普段より少しだけよそ行きなジャケットとワンピース姿
    目の前には優しそうな神父さんがニコニコと聖書を持って待っていてくれた
    私の左手の薬指にはシンプルな彼とお揃いの指輪と彼の瞳の色と同じ色の指輪が重ねられている

    「the vow kiss(それでは誓いのキスを)」

    誓いのキスをして、私たちは今日…夫婦になった

    「お前ら、本当にプロのカメラマンに頼まなくていいのか?俺の知り合いに腕のいい奴がいたのに」
    「キョーゴさん!お気持ちだけで…ありがとうございます。でも私達それで撮って欲しいんです」

    「ほらイチャイチャすんじゃねぇよ、撮るぞ」
    「イチャイチャしたっていいでしょ、新婚だよ?」
    「ポーズはどうすんだよ」
    う〜んと悩んだむいくんはこちらを見てニヤリとして縦抱っこした
    「わぁ!むいくん!」
    「早く撮ってキョーゴさん10秒が限界」
    「失礼な!30秒は頑張ってよ!」
    「ははっ」
    パシャ

    一台のスマホから始まった私達の不思議なラブストーリー…これからの人生もここから始めて、いっぱい笑って、喧嘩して、色んな選択をしながら、永遠の眠りにつくその日までこの手を離さないと心に決めた

    「ガル子?」
    「なぁに?むいくん」
    「幸せだね」
    「…ふふそうだね」
    「日本に帰ってもよろしくね、奥さん」
    「こちらこそ」

    〜バーチャル彼氏「年下彼氏は時期社長?ハッピーウエディングルート」好感度MAXクリアおめでとうございます!!〜
    末永くお幸せに♡
    プレイして下さりありがとうございました!!
    おわり

    +26

    -5