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10993. 匿名 2024/05/03(金) 00:19:59
>>9556
供養🙏🏻
⚠️🍶🐚闇?
(🔥さん、殉職描写あり)
(ヒロイン未亡人)
⚠️なんでも許せる方向け⚠️
「お受けになればいいのに」
「そう簡単に言うな」
未だに黒々と豊かにその相貌を彩る眉を潜めて旦那様はため息をついた。
先程、御館様の鴉がこの屋敷に舞い降りて、旦那様に対して産屋敷家の警護をするよう要請したのだった。
この人のことだから、二つ返事でそれを受けるとは思っていなかったが、そんなに思い悩むことなのかと少し驚くくらいに旦那様は悩んでおられた。
「だが俺は責務を放棄した」と、拳を握りしめてこれ迄何万回も繰り返した懺悔の言葉を絞り出した。
「だったら尚更、このお話をお受けするべきです」
最初は共に涙を流した。次に明るい言葉をかけ、それからたまに叱咤した。けれどこの人が本当に必要としているものはきっとそういうものじゃない。
「御館様をお守りください。お話を受けるのです」
そうきっぱりと旦那様に告げる。
杏寿郎様が殉職されてから暫くの後、旦那様はお酒を断たれた。それだけではなく、人知れずその肉体を鍛え上げ、誰も知らぬところで再び剣をその手に取った。
それは触れる度に大きくなる肩の筋肉や、精悍さを増していく顎の線。それから、肌に触れられるとごわつきを感じる手のひらが私に彼の魂が息を吹き返し始めていることを教えてくれたのだった。
「……俺に出来るだろうか」
「ええ、出来ますとも」
握り締められたままの手を取り、その指に口付けた。
「私が"男"にして差し上げましょうか?」
熾火のように暗い炎の瞳を覗き込む。
「……言ったな」と、彼の炎がゆらりと鎌首を持ちあげた。
悲願まで、あと少し。天の星となって眠る夫に心で詫びる。
慚愧の業火に灼かれる私をどうぞお許しください、と。
終わり
+27
-17
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11006. 匿名 2024/05/03(金) 00:40:22
>>10993
⚠️🐚
慚愧の業火、という表現が刺さりました…+18
-5
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11009. 匿名 2024/05/03(金) 00:57:02
>>10993
⚠️🐚
墓…同じ屋根の下にいたらもうね+19
-5
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14774. 匿名 2024/05/09(木) 17:03:19
>>13462
⚠️まとめ🐚
まとめの場をありがとうございます✨️
>>3945 お題「春のワンナイト」より
『さくら舞う』🍃🐚 全8話
>>5681 お題 「昭和な推し」「歌お題」
『もうひとつの土曜日』🍃 全3話
>>7576 💎
>>10593 🧈 全3話
>>12794 🍃 元先生✖️元生徒
>>6167 🐍🐚
>>6824 🔥🐚
>>8850 💣◤◢◤◢◤◢◤◢WARNING◤◢◤◢◤◢◤◢🐚
>>9046 📿🐚
>>10383 🐰🐚(生存if)
>>10993 🍶🐚(供養所から🙏🏻)
>>12641 🌫🐚
こんにちは!いつもお世話になっております!
潮干狩りの季節ですね!➰🐚
春なのでね!
キメダンたちとガル子さんたちと過ごせた1ヶ月は本当に楽しかったです♥️
とんだアバズレですが本当に彼らが好きです(*´ω`*)
たくさんのプラスやコメントありがとうございました。しかもおすすめお題にあげていただいて!嬉しいびっくりでした♡ありがとうございます😊
1ヶ月間ありがとうございました。また会いましょうね🫶
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