ガールズちゃんねる
  • 10096. 匿名 2024/05/01(水) 12:33:08 

    >>7426🖤わたしの中の天使と悪魔🤍 〘5〙
    ⚠複数キャラ ⚠ギャグ

    私は昼休み、社員食堂で油淋鶏定食を頬張っている。ご飯を小盛りにし、サラダをつけるという条件で何とか天使に許してもらった。
    🪽「ガル子。私はお前に期待しているんだ。仕事をしているお前は誰よりも美しい。これからも、もっともっと頑張るんだぞ🤍」
    天使の無惨様が、私の口元にについた米粒をとそっと摘んで、食べさせてくれた。そして私の頭をナデナデしてくれる。ふぇっ♡あのドSの天使さんが珍しく褒めてくれている。
    「無惨様っ///私、午後からも仕事がんばっちゃいます!」と握りこぶしを作る。
    悪魔の耀哉様は天使にあっかんべーをして、私の握りこぶしを解いて、恋人繋ぎのように指を絡ませる。
    🔱「ねぇガル子。人生は短いんだ。道を誤ってはいけないよ。今この瞬間はもう二度とやってこない。今やりたいことを、今やるべきなんだ。いつも何事にも欲望に素直なガル子が、私は世界一可愛いと思うんだよ🖤」
    私の唇に人差し指を当てて、上目遣いをしてゆらぎ声で囁いている。
    「そう……なのかもしれませんね(ウットリ♡)」

    「さっきから一人でブツブツ言ってどうした?」
    気がつくと斜め前の席に、同期のモブ男が定食のお盆を置いて座った。このモブ男、何かにつけ私に対抗心燃やしてくるヤツだ。
    「アフォのお前には負ける気がしないな、ははは。先にオレが出世しちゃいまーーす。おつおーつwwお前が同期で良かったわーー。きゃはは。」
    ムッとしたその時だった。

    ◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
    ドーンと地面にひび割れを起こす勢いで、すんげー怒ってるピンク色の髪のチョッキの男が現れた。チョッキの男は自分の腕を舐めながら言った。
    「おい!ガル子。あんな弱者に負けるな!」
    「またなんか出た…」
    「ガル子。オレはお前の中の闘争心だ。またの名を猗窩座という!」
    「は、はぁ…」
    「もっと強くなるぞ、ガル子!お前は至高の領域にはほど遠い!共に鍛錬し永遠に戦おう!」
    「え、戦うの!?!?」
    「そうだ!オレ(闘争心)に集中しろ!あのむかつくモブ男をボコボコにしてやるぞ」
    「う、、うしゃーーー!!」
    「それと、ガル子!杏寿郎(邪心)はどこだ?居るのか?オニになろう杏寿郎!!」

    ◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
     🩷🩷イヤーーン🩷🩷
    「よもや!おれはお前が嫌──
    「だだだ!!だぁーめっ//🫣!!まっ昼間っから彼(邪心🐚)はダメなのッ!彼が居ると仕事ならないからっ///」
    私が慌てて闘争心猗窩座をバシッと突き飛ばすと、油淋鶏が皿から転げて…コロコロ、ポトン…。地べたに落ちてしまった。

    ────どうする、、、、私。

    🔱「三分ルールだね、ガル子🖤食べて大丈夫だよ(ゆらぎウインク)」
    🪽「三分て長ない!?三秒じゃなくて?」
    ❄「バイキンに構うな!食え!!下痢になれ!ガル子」
    う、うん。大丈夫だよね、このくらい……食べy
    ◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
    🥑「正気か?食べるでない!!汚らしいじゃろうが!」
    へっ!?だめ?でも、もったいないし……どうしよ私、どうしたら…
    ◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
    👺「判断が遅い!お前はとにかく、判断が遅いっっ!」
    待て待て待てーーー!!!ちょっと、◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩多すぎるーーー!!!私の頭の中、どうなってるん!?(大混乱)

    🔱つづく🪽次回最終回です

    +33

    -8

  • 10100. 匿名 2024/05/01(水) 12:48:07 

    >>10096
    イラッとする所なのかもしれないけど、私、モブ男の煽りっぷりが結構、いやかなり好き🫣

    +20

    -4

  • 10102. 匿名 2024/05/01(水) 12:52:06 

    >>10096

    ちょ、いきなり色々出て来すぎでガル子の周りは大渋滞😂
    めちゃくちゃ笑わせてもらってるので、次が最後なんて寂しいよ~

    +24

    -5

  • 10120. 匿名 2024/05/01(水) 13:35:02 

    >>10096
    カオスで笑いが止まらない🤣🤣
    闘争心またの名を猗窩座にときめきましたぁ😇

    +22

    -6

  • 10146. 匿名 2024/05/01(水) 14:57:24 

    >>10096
    ぽわわんの渋滞!!あーんずっと読んでいたい♡最終回リアタイしたいな、楽しみです🖤🤍

    +22

    -5

  • 10339. 匿名 2024/05/01(水) 21:41:22 

    >>10096
    🖤わたしの中の天使と悪魔🤍 〘ラスト〙
    ⚠複数キャラ ⚠ギャグ

    仕事の帰り、私は河川敷の脇の道を歩いていた。
    「ねぇ、天使さん、悪魔さん。どうしよう。私の頭の中からひっきりなしに、ぽわわわわんってなんか出てくるんですけど。このままだと、私おかしくなっちゃう!!」
    🪽「どうするもこうするもないだろうが。これが、毎日妄想ばかりしてるやつの末路だ」
    「ひぇぇ…(泣)」
    🔱「妄想のし過ぎで私たちを生み出してしまうなんて、ガル子はすごい子だ」
    「えっ💦褒められることなの、コレ?!でも、困ったなぁ」
    🪽「なんだ?私たちが邪魔だというのか?今すぐ何処かへ行って欲しいのか?」
    何処かへ行っちゃう……?うーん……
    「それは、いやです!」
    🔱「うん、わたしたちも、ガル子の側に居たい。その思いは同じだ。そうだね、鬼舞辻?」
    🪽「まあな。だが、産屋敷。ガル子の一番近くに居るのは、私だ。」
    天使は悪魔のしっぽをピッと引っ張った。
    🔱「ふぎゃっ!いたいね、鬼舞辻。(ゆらぎ)私は掴まれたしっぽを離して欲しいんだよ。(バタバタ)それから、あまりガル子にいじわるをしないこと」
    🪽「違う違う違う違う!いじわるなどしてない!ガル子をの為を想っているだけだ。」
    🔱「私だってガル子を想っている。私のガル子への想いこそが、永遠であり、不滅なんだよ🖤」

    天使と悪魔は、いつものようにワチャワチャと言い合いをしている。だけど、これからも一緒に居たいという点では、意見が一致したようだ。そして──それは、私も一緒。

    これはこれで、いいのかもしれない。この先、自分の感情とずっと向き合って行くんだ。
    長い人生、迷うこと、躓くこと、たくさんあると思う。その度に、一緒にいろいろ考えて、迷って成長していける相棒たちが出来たと思うとなんだか、心強いじゃん!

    「そうだよね!天使さん🤍悪魔さん🖤これからも、よろしくお願いします。」
    右手を天使に差し出すと、「私に指図するのか?」とそっぽを向いた。でも、私の思考を読んだのか、しばらくすると頬が赤くなって、「仕方ない」とそっと手を握ってくれた。
    左手を悪魔に差し出すと、悪魔はイタズラっぽく微笑むと、私のほっぺをみつまた🔱でプニプニっとしてきた。私がうぎゃっと言うのをみて「ガル子は可愛い子だ」と笑った後、優しく手を握ってくれた。
    私達は手を繋いで夕陽に向かって歩いた。

    あ……。ふと、思い出した。
    そういえば今日はお母さんの誕生日だったなぁ。まぁ、べつに連絡しなくていっか。今度会った時にでも……
    ◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
    「何をおっしゃっているのですか?」 

    え…!?
    見るとそこに、髪を七三に分けた、和装で眼鏡の男が、木馬に乗ってゆらゆらとしていた。
    「生み育ててくれた母。その母の誕生日に感謝を伝えないなんて、どういう神経をしているのですか。」

    ま、まさか。あなたは───?

    「ええ。わたしは、あなたの中の『母を思う気持ち』ですが、何か?」(キーコキーコ🎠゛)

    「お前までいるんかーーーい!!やっぱり、ぽわわわわん、多すぎるーーっ(泣)」
    🔱「ふふっ🖤めがひこめがひこ(ゆらぎ)」
    🪽「オイ!“めでたしめでたし”みたいにいうなァァァ!」

    🪽おわり🔱

    +24

    -8