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1410. 匿名 2023/11/06(月) 22:42:02
中東諸国、ガザ攻撃に反発強める イスラエルと冷却化急速
イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘を巡り、中東ではパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの非難が強まっている。アラブ諸国は近年、イスラエルとの和解を進めてきたが、攻撃の激化でパレスチナへの同胞意識が顕在化した。一方のイスラエルも最優先事項は「ハマス壊滅」に切り替わっており、関係は急速に冷え込んでいる。
イスラエルのガザ攻撃に大きな懸念を抱いているのが隣国エジプトだ。シーシー大統領は「自衛権の範囲を逸脱している」と非難し、10月には事態収束を目指す国際会議も開いた。
イスラエルでは、ガザの民間人をエジプト領シナイ半島に「強制移住」させる計画も選択肢に浮上しているとされる。シーシー氏は「ガザから抵抗や戦闘の思想が持ち込まれ、反イスラエル軍事作戦の拠点になってしまう」と拒否している。
戦闘開始前、イスラエルとの国交正常化交渉の進展が伝えられたアラブの大国サウジアラビアも、交渉を棚上げする方針とみられる。サウジのファイサル外相は10月中旬、ハマスの後ろ盾とされ、米イスラエルが敵視するイランのアブドラヒアン外相と会談した。
中東では欧米諸国の「二重基準」に対する批判も強い。イスラエルとガザで死亡した住民について、欧米の対応には温度差があるとの理屈だ。
パレスチナ出身の両親を持つヨルダンのラニア王妃は米CNNのインタビューで、ハマスが10月7日にイスラエルで市民を襲撃、殺害した際には「世界は直ちにイスラエルとの連帯を表明した」と指摘。その半面、イスラエル軍のガザ空爆に「世界は沈黙している」として「明確な二重基準だ」と欧米を批判した。
ヨルダンとバーレーンは11月初め、駐イスラエル大使を呼び戻した。トルコのエルドアン大統領は「ハマスはテロ組織ではない。土地と住民を守るために戦うムジャヒディン(イスラム戦士)だ」と主張し、物議をかもした。+4
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イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘を巡り、中東ではパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの非難が強まっている。アラブ諸国は近年、イスラエルとの和解を進めてきたが、攻撃の激化でパレスチナへの同胞意識が顕在化した。一方のイ…