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                9480. 匿名 2023/10/20(金) 23:46:54 私は体勢を崩してしまい、不覚にも刀を手離してしまった。
 鬼は目の前。もう駄目だ…殺られる…!
 思わず目をつぶった───……
 
 
 ………あれ?
 何も起こらない?
 恐る恐る目を開けると、辺りに霞が立ち込めて、その中に隊服を着た人物が立っていた。
 綺麗な長い髪に大きめの隊服を着た美少女───
 私が対峙していた鬼の頚はもう斬られていて体は崩壊し始めている。
 
 
 「何ぼさっとしてるの?」
 「えっっ?」
 その声を聞いて驚いた。女の子ではなくて男の子?
 「君、鬼殺隊だよね?そんなに弱いなんてありえないんだけど。
 いつまでしりもち付いてるの?さっさと立ちなよ」
 な……なんて…辛辣な言葉…。
 確かに私は転んだし刀から手を離してしまったのが悪いけど…そんな言い方……。
 
 「す、すみません…」
 「もっとしっかりしてよね」
 「以後…気を付けます…」
 小さくため息をつくその人に私は背中を丸めて謝るしかなかった。
 
 
 私は数日間落ち込んだ。
 でもあんなこと言われて悔しいのもあるけど、何よりもっと強くなりたい。
 その思いで必死に稽古に取り組んだ。
 そんな時、合同任務の依頼がきた。しかも柱と一緒の。
 緊張する……もし怖い人だったらどうしよう…。
 でも、柱の剣技を間近で見られる!
 私は不安と期待が入り交じったままその時を迎えた───
 
 
 
 続く+20 -8 
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                9484. 匿名 2023/10/20(金) 23:51:06 >>9480
 任務地に到着すると、そこには見覚えのある人物……あの時の男の子!
 まさかあの男の子が柱だったとは!
 「あっあの!先日は失礼しましたっ。助けていただきありがとうございました」
 「君とどっかで会ったっけ?う~ん…。別にどうでもいいけど」
 
 忘れられている…。
 でも柱は忙しいしいろんな人と会うだろうから、まあしょうがないか…。
 めげないめげない!今から任務なんだからしっかりしなきゃ!柱の足手まといになってはいけない。
 
 
 ────任務は無事に終了。
 「君、名前なんだっけ」
 あれ…?そういえば私、名乗ってない!
 「申し遅れましたっ!ガル山ガル子と申します」
 深くお辞儀をした。
 「ガル子……。僕は時透無一郎。霞柱。
 君って誰かの継子だったりする?」
 「え?いえ…」
 「僕の継子にならない?」
 「ふぇ?」
 あまりにも急な提案に変な声が出てしまった。
 「あっ…どうして、私を継子に…?」
 「なんか君、おもしろい戦い方するから。おもしろいから近くで見てたい」
 「………」
 おもしろい?戦い方?
 私が?それってどういうこと?変ってこと?意味がわからなくて頭が回らない。
 
 「で、継子になる?ならない?」
 「なっなります!」
 
 
 
 続く+19 -7 
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                17961. 匿名 2023/11/05(日) 00:31:49 >>15655
 まとめ置き場を作ってくださりありがとうございます✨
 むいくん最推しの時透兄弟推しです🌫️🪓💕
 
 
 【SS】
 >>11188 歌お題 🪓
 
 【長文】
 >>1984 「恋に魔法は不必要☆」(6話) 🪓
 >>3954 「稽古のさなか」(4話) 🌫️
 >>9480 「霞の継子」(13話) 🌫️
 
 【ガヤ】
 >>814 やっちゃん
 >>5906 後藤さん
 >>13575 ラルクの歌詞
 >>13583 🎲
 
 【お題回答】
 >>1330 接客 🐍
 >>6190 ヤンキー 🎲
 >>6815 カラオケ 🎲
 >>8035 待ち合わせ ⚡
 >>12131 ヤクザVS🎴⚡🐗
 >>17401 カルタ
 ここから🌫️
 >>4649 夜食を阻止
 >>5991 迎えに来てくれた
 >>11523 俺だって男だよ
 >>16156 酸っぱいレモンガム
 >>17120 夜のbokete⚠️🐚
 
 
 読んでくれた方、プラス押してくれた方、コメントくれた方、私の拙い妄想に付き合っていただき、本当に嬉しかったです!ありがとうございます🙇
 トピ主様、お題柱様、企画柱様、ここにいる全てのガル子さん、ありがとうございます😌
 毎回ながら本当に楽しくて一ヶ月があっという間でした!
 また次回のpart15でお会いできますように✨ありがとうございました🥰
 
 +36 -7 
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