ガールズちゃんねる
  • 7583. 匿名 2023/10/17(火) 17:56:58 

    >>890
    【お題】
    三日月🌙
    今日はとても綺麗な三日月ですね🌙
    推しと一緒に三日月を見たり、離れた場所で同じ三日月を見たり…
    三日月にまつわるエピソードお待ちしています!
    長文、SS、ひとことでも!

    +20

    -0

  • 7631. 匿名 2023/10/17(火) 19:27:10 

    >>7583
    お題回答 三日月🌙

    ねぇがるこちゃん、三日月ってさ、光ってる部分は満月の6%しかないんだって。それなのに、キレイだよねぇ…。不思議だよね、光っててもあんまり光ってなくてもキレイなんて、すごくない?

    +24

    -2

  • 7712. 匿名 2023/10/17(火) 21:33:55 

    >>1073キメダンと文学
    >>7583三日月

    伊黒さんと会社帰りの晩御飯デート。
    お酒のせいで少し火照った身体に夜風が気持ちいい。
    2回目のデートで初めて手を繋ぎ、5回目のデートでキスをして、10回を超えた今は、もう緊張はしないけれど弾むような気持ちは変わらず、笑ってくれるだけでドキドキする。
    「あ、三日月」
    高揚した気持ちのまま空を見上げると、空に綺麗な三日月が浮かんでいた。
    「何だか三日月って船みたいですよね」
    なんとはなしに話したつもりだったけれど、それまでは途切れずに続いていた会話に少し空白ができた。少しメルヘンすぎることを言ってしまったかと恥ずかしくなってそっと横を盗み見ると、伊黒さんも空を見上げていた。
    「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠れみゆ」
    短歌?歌うように呟いた伊黒さんは視線を下げた。
    「君の話で、好きだった短歌を思い出した。高校の頃、万葉集から好きな短歌を一首選ぶようにという課題が出て調べたんだ」
    はにかんだように笑う顔は、少し幼く見えてまた胸がドキッとした。
    「全然古く感じない素敵な歌ですね。誰の歌ですか?」
    「柿本人麿呂だ」
    「知らなかった。すごくロマンチックですね」
    もう一度見上げた空は、三日月こそ綺麗に見えたけれど、星は数えるほどにしか見えなかった。
    「その時代の空は、もっとたくさんの星が見えたんでしょうね」
    「そうだろうな。今は空が明るすぎるからな」
    周りを見回せば、居酒屋の看板やコンビニの光。それでなくてもガヤガヤと賑やかな街の中では雰囲気に浸ることなんてできない。
    その時、先日見たテレビの特集を思い出した。
    「そういえば、長野県に日本一星空が綺麗に見える村があるんですって」
    「へぇ」
    「テレビで見たんですけど、ゴンドラに乗って夜空を見るツアーがあるみたいで、画面越しでもすごく綺麗でしたよ」
    その時の映像を思い出していた私は、一瞬、次の言葉を聞き間違えたかと思った。
    「行ってみるか」
    「え?」
    「次の連休。もし予定が空いていれば行ってみないか?今なら紅葉も綺麗だろう」
    行きたい!……でも…
    「……念の為に確認ですけど、星空ってことはお泊まりですよね」
    「そういうことになるな。もし君が良ければだが」
    伊黒さんが、いたずらっぽい目で笑っている。
    「……行きます」

    天(あめ)の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ
    柿本人麿呂(万葉集より)

    +32

    -3

  • 7742. 匿名 2023/10/17(火) 21:56:23 

    クレッシェンド 1/2
    >>1626 仮面舞踏会、>>7583 三日月
    一応🐚 キスします⚠解釈 👁様
    ⚠ダンス苦手な👁様の描写があります。👹様の命令で仮面舞踏会に潜入したはよいがノープラン。あのような舞は…初見なり…と思案していたらガル子と目があって───から始まるストーリー。


    男の大きな掌が私の背中を彷徨い、硬い肉刺がドレスの柔らかなサテン生地を引っ搔く。
    直に触れられたらどんな感じなのだろう…想像したらもう、駄目だった。
    私は、顔も素性も知らないこの男の虜になっていた。

    音楽に操られるように蠢く渦の中へと身を投じてすぐに、この男がダンスに不慣れであることが分かった。道理で壁の花になっていたわけだ。

    腕を引っ張られた。少し痛い。
    足を踏まれた。とても痛い。
    その度に焦る男の姿は、なかなか可愛らしい。

    私は、たたらを踏む男の腕をそっと叩いた。
    私を見ていて。その無言の誘いを受け取った男は、私の一挙手一投足を観察する。

    音楽が架橋に差し掛かかる。男は私のちょっとした仕草を読み取り、優雅とは言えないまでも違和感なく踊っていた。力強さを感じる男のステップに心が高鳴る。

    畳み掛けるようなクレッシェンド。
    周囲のざわめきが段々と遠ざかり、ついには聞こえなくなった。

    私達の熱が最高潮に達した時、ピタッと音楽が鳴り止んだ。
    途端に現実へと引き戻される。

    ふと見上げると、仮面の切れ目から、満月のような虹彩が私を見つめていた。
    急激に覚めた熱が、再び高まるのを感じた。


    私達は腕を絡めあい、バルコニーへ向かっていた。
    そこかしこで色めいた駆け引きが繰り広げられているホールの中を、一秒たりとも待てぬと足早に縫い進む私達の姿は、さぞや異様に映っていただろう。

    バルコニーの窓が完全に閉まる前から、そこはもう私達だけの世界だった。ホールの喧騒も熱気も、何も届くことはない。

    唇と唇が重なった。
    しかし、それはほんの一瞬だった。男の唇は、触れたと思った次の瞬間、羽のようにふわりと舞い上がってしまったのだ。

    たったそれだけなのに。
    触れ合った部分がこんなにもジンジンとするのは何故だろう。
    私は無意識のうちに指で唇を撫でていた。

    そんな私の様子を、男は面白そうに見下ろしている。弓張月の如く目を細めて。

    +18

    -1

  • 8085. 匿名 2023/10/18(水) 19:53:25 

    >>3444ハロウィン
    >>1236今日は何の日(10/18ミニスカの日)
    >>7583三日月

    「愈史郎、今年のハロウィンのアイディアが決まったから紙眼貸してくれない?」
    「いいけど何に使うんだ?」
    「まあまあ。ちょっと実験してみるから見ててね」
    しばらくしてミニスカートに猫耳で真っ赤な口紅をつけたガル子が現れた。
    「よし!いくよ」
    紙眼をつけた彼女は普通に消えた。
    「消えたが、何がしたいんだ?」
    「嘘?口だけ残ってない?」
    「何も」
    ここまで来て彼女の考えがわかった。
    「ああ、もしかしてチェシャ猫のつもりか?」
    「すごーい!よくわかったね。今日、月を見て閃いたんだよね」
    紙眼を外した彼女の姿が現れた。
    確かに今日の三日月はチェシャ猫の口に見えなくもない。
    「あーあ、失敗か。厚めに口紅塗ったらいけるかと思ったのに。また考えないとなぁ」
    彼女が単純なことは知っていたが、それは無理があるだろう。
    「ガル子、アイディア以前にその格好に問題がある」
    「えー。可愛くない?」
    「スカートが短すぎる。却下」
    「相変わらず厳しいなぁ。じゃあ、今度ガル美ちゃんとガル奈ちゃんとハロウィン女子会するから、これはその時に着よう」
    あっさりと諦めた彼女が、あっ!と手を叩いた。
    「いいこと思いついた。今週末は暇?せっかくだから一緒に買い物に行ってお揃いの衣装を探そう!」
    彼女の前向きなところが俺は嫌いではない。

    +29

    -2

  • 11069. 匿名 2023/10/23(月) 22:03:34 

    >>7583 >>9591
    三日月⚠︎☀︎

    鈴虫の鳴く声だ。

    導かれるように瞼を開けた。
    暗闇の中に、薄ぼんやりと天井が見える。此処のみを切り取れば、幼き頃に与えられていた三畳の部屋と何ら変わりない。

    しかし、違う。この場所は、私の拠り所だ。隣に顔を向ければ、夫婦となった妻の眠る姿がある。"此処にいてはいけない"と常に思っていた幼少時代とは異なる、温かな感情に包まれるのだから。

    再び目を閉じ、虫達の鳴き声に耳を澄ませた。先程まで見ていた夢に、想いを馳せたくなったのだ。懐かしき温もりが、まだ感覚として身体に残っている。

    ───母上と、兄上がいた。

    「生まれてきてはいけなかった」
    「継国家に災いをもたらす」
    そう父上に言われてから、息を潜めて暮らすことが当然の行為だった。

    そんな私を無き者とせず、慈しみの心を注いでくださった母上。たとえ夢の中であっても、微笑む貴方にお会いすることができ良かった。

    そして、兄上とも。夢とはいえ、凧揚げをまた一緒にできるとは。あの時の兄上と、あの時の私の姿で。「どうしてこんなに絡まったんだ。」と笑いながら、また私の身体から凧糸を取ってくださった。

    あぁ、温い。

    背を起こし、横にある畳んだ着物に視線を移した。眠るからと外しておいた耳飾りと、兄上から頂いた笛が側に置いてある。必ず、いつも。

    無性に"今"聴きたくなった。
    耳飾りを両耳に付け、笛を右手に持つ。戸を開けると、秋の夜風が静かに草木を揺らしていた。

    藍色の深い空の奥に、美しく光る三日月が見える。もし、兄上が同じ月を眺めていたら。もし、母上が私達を天から見ていたら。この笛の愛しい音が、どうか届いてくれはしないだろうか。

    まるで、想いが伝わったかのように。
    カラカラと優しく、耳飾りが揺れた。

    おわり

    (縁壱さんの妄想なので、妄想リクエストにも紐付けをさせていただきました💦)

    +24

    -4

  • 16873. 匿名 2023/11/03(金) 17:00:30 

    >>15655
    まとめの取りまとめありがとうございます!
    part10からあまり参加出来ず、今回久しぶりにたくさん参加出来てすごく楽しかったです☺️
    煉獄さん推しです❤️‍🔥

    Part6のまとめ→78190
    part8のまとめ→24791
    part9まとめ
    まとめの取りまとめありがとうございます!鬼滅祭で情緒ガッタガタになり1週間程無... | ガールズちゃんねる - Girls Channel -
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    【長文】
    >>4496 「PET」⚠️未完
    >>5989 「嘘でもいいから」⚠️未完

    【出したお題】
    >>1303 香りにまつわるお話
    >>2370 雨の日の推しとの過ごし方
    >>3657 ファンサうちわ
    >>5735 推しの言葉で心に残っている言葉
    >>5803 友達以上恋人未満
    >>7583 三日月
    >>8595 角を曲がるとそこには…

    【お題回答】
    歌お題
    >>1882 流れ星
    >>11964 My Love Song

    >>7527 VI○ANT煉獄さん

    >>12698 3.2.1sexy
    セクラバガル子さんとお話出来て嬉しかったです🌹
    セクラバガル子さん、結構いらっしゃるのでは…と勝手に思っています笑

    今回まさかのインフルエンザに罹ってしまい…またもや長文が未完になり本当に申し訳ありません🙇
    こんなに長くスレ汚しを続けてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいで今すぐ滝に打たれたい所存でございます…。
    いや、滝に打たれてきます…。
    需要があるのか分かりませんが、また次partでも続けさせて頂けたら…と思います🙇すみません🙇
    お題もたくさんのガル子さんにお答えいただき嬉しかったです☺️
    特にファンサうちわの皆さんのセンスには脱帽です笑笑
    本当に素敵な回答やお話をありがとうございました❤️‍🔥
    やっぱり彼トピは幸せな場所だなぁ…としみじみ思いました🥹皆さんお優しくてセンスの塊でノリがよくて最高です笑笑

    朝晩冷えますので、皆様体調にはくれぐれもお気を付けください🙏
    また次partでお会い出来るのを楽しみにしています!!

    Sexy Thank you🌹

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    -8