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3355. 匿名 2023/10/10(火) 23:10:17
>>1448
見たいとのお声があったので
⚠️マニアックお題
ヤンデレなガル子、あるいはヤンデレな推し
好きすぎておかしくなっちゃったガル子or推しのお話がみたいです!+26
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7858. 匿名 2023/10/18(水) 01:20:34
>>2442 ガル子は激怒した
>>2514 第三者目線
>>3355 ヤンデレ⚠️
※モブ鬼殺隊士(女)目線
※お相手は鬼なら大体当て嵌められそう?な感じで書いてるので、お好きな鬼さんを想定してお読み下さい
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ガル子は激怒した。
こんな風に激情を顕にする子だとは思わなかった。普段は柔らかな雰囲気を纏った淑やかな娘だった。今彼女は、丸い目を精一杯尖らせて唇を震わせている。
ガル子は、鬼殺隊の隊士である私が任務中に保護した女性だ。鬼の棲処に囚われていたのを発見し、近隣の藤の家に連れ帰った。彼女は鬼の居ぬ間に鬼殺隊が現れた事にひどく困惑した様子で、私たちと共に来る事を拒んだ。それを半ば無理矢理避難させたような形だ。藤の家で落ち着いてから話をしようとすると、『もう大丈夫だから帰ります』と早々に去ろうとする。どうも様子がおかしかった。
鬼と過ごしていたのなら、身近な人を殺されたり、知り合いでなくとも人が殺されたり喰われたりする様を見たのかもしれない。怖い思いをしたかもしれない。情緒不安定に見えたため、しばらく私たちが見守る事にして、去ろうとする彼女を留まらせた。
そうして数日が経った頃───彼女は夜中に脱走を試みた。幸い月が明るい夜で、彼女の姿を見つけるのに苦労はしなかった。身体能力は至って普通の娘だ、鬼殺隊として鍛錬を積んでいる私ならば容易に追いつけた。気が付けてよかった。
「待って!!」
私が彼女の腕を掴むと、彼女は絶望したように顔を歪めた。一体なぜ。
「こんな夜更けにどこに行くの。夜は危ないわ、あなたを捕らえてた鬼が探しに来るかもしれないし。あなたが元気になったら、私たちが責任持って家まで送るから」
「……っ」
私の言葉に、彼女は息を飲む。今までどんな言葉をかけても、『大丈夫なので』と困った顔をするばかりだった彼女が、今は明らかに不快そうな表情をしていた。
「…私、別に心に傷を負ったり、病んだりしてるわけじゃありませんから」
「…そう…そんな風に扱ったのが嫌だったなら、ごめんなさい。でも、放っておけないよ。また危ない目に遭うかもしれないのに」
「………いいんです」
「え?」
「また鬼に捕まっても、いいんです。…戻りたいんです。鬼のところに」
彼女の言葉に、私は耳を疑った。
「な……何言ってるの。そんな、自暴自棄にならないで」
彼女は自分の事をろくに話してはくれなかった。けれど、やはり鬼に家族を殺されでもしたのではないだろうか。だからやけになってしまっているのではないかと、私はそう考えた。しかし、
「そうじゃないの。私…私は…
鬼に無理矢理捕らえられていたわけじゃない。望んで一緒にいたんです」+26
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