ガールズちゃんねる
  • 18883. 匿名 2023/11/06(月) 01:04:01 

    >>18811つづき🐚
    ⚠初恋⚠己の趣味に全振り(不快な方は高速スクロールお願いします!> < ՞)
    後日談②

    ピンポーーン♬ 🚪ガチャリ…

    「玄弥お疲れさま!遅くまで大変だったね。」

    その穏やかな笑顔を見た瞬間、生きてて良かったと心底思った。
    大好きな彼女に、あったかい部屋で「おかえり」を言ってもらえる日がくるなんて……まじで自分は幸せ者だと思う。

    「お邪魔しまー…す。部屋、綺麗にしてるんすね。」
    彼女は「うん」と頷いて、俺のリュックとコートを受け取りラックにかけてくれた。まるで新婚みたいだとキュンとする。

    ホワイトとラベンダーを基調としたワンルームの部屋の一角に、ご馳走がたくさん並べられている。
    「すっご…!いい匂いだ!これ全部ガル子先生の手作りっすか?」
    質問してもまた、うん、と頷くだけ。
    ん、アレ……?なんかいつもと様子違くねえか……?
    キッチンで洗い物をする彼女の横に並んでみる。平日デートのかっちりした服装とは違って、休日ならではのひらひらした緩いロングスカートを纏う彼女もすげえ可愛い。

    「なぁ、なんかあったんすか……?」
    「・・・」
    「ガル子先生っ……!!」
    俯く彼女の肩を引き寄せる。
    「……先生、じゃないもん。」
    と下を向いたままぽつりと呟く。
    「え?」
    「私もう玄弥の先生じゃないもん。それに、敬語はやめようって前にも言った。」
    「……あ、そっか。だよな!すいませ…じゃなくて!ごめんな……」
    謝っても尚、表情は曇ったままだ。

    「お料理、冷めちゃったね。。私ばっかり張り切ってバカみたい。」

    その時、俺はハッとした。
    知ってる。彼女が眉を八の字にする時は、決まって泣くのを堪えてる時だ。無理して笑おうとするな。全部、俺に預ければいい。
    それに。いつもはストレートの髪がふんわり巻かれていること、控えめだけど綺麗なネイルが施されていることにも気付いた。楽しみにしてくれてたんだな。俺もだよ。

    「ガル子、遅くなってごめん。待たせてごめん。ありがとな。」

    後ろからそっと抱きしめる。彼女もそれに反応して、振り返って向き直す。
    「お仕事だから仕方ないって頭では分かってるのに、、ワガママな私でごめんね。」
    「謝るなよ…!ガル子はちっとも悪くねえ。…俺はお前じゃなくちゃダメなんだよ」

    ちっさい背中に腕を回して包み込むと、彼女も俺の胸にすんすん顔を埋めてくる。
    そんな彼女が愛しくて、髪を撫でながらおでこにキスを落とす。じぃと上目遣いで見つめてくる潤んだ瞳が俺のハートを鷲掴みにする。
    俺の首元に手が回されたのを合図に、唇を重ねた。しだいに深くなり、切なげな吐息が混じり合う。

    だめだ、、欲しくて堪らない。
    もう彼女しか見えない。

    +20

    -4

  • 18911. 匿名 2023/11/06(月) 02:38:44 

    >>18883つづき🐚🐚🐚
    ⚠初恋⚠己の趣味に全振り(不快な方は高速スクロールお願いします!> < ՞)
    後日談③ラスト

    キスを交わしながら急かすようにソファに移動した後、気付いたら俺は彼女を押し倒していた。

    でも、こっからどうすりゃいいんだ…?
    どうして欲しいか聞いた方がいいのかと内心戸惑う俺に、
    「我慢しないで。好きにしていいんだよ…?///」
    と照れくさそうに彼女が囁く。
    吐息が耳をくすぐって、俺をさらに昂らせる。

    ずっとずっと憧れてたガル子が、今俺の目の前で横たわっている。その光景は想像以上に綺麗だ。

    「ココをね、こうやって外すの」と指南され、徐々に露わになってゆくマシュマロみたいな白い肌。その先端を舌で転がす。
    曲線を描いたウエストに沿って掌を滑らせる。これ以上ないくらい、優しい手つきで。

    本能的に動いてしまう俺の仕草ひとつひとつに、甘い声で答えてくれる彼女。こんな高い声、出すんだ。胸の奥をじんと掻き乱されて、
    「もっと声、聞かせろ……」
    とついこぼれてしまう。

    「そろそろ、いいよ。。きて?」
    彼女は微笑んで、俺をぜんぶ包み込んでくれた。あぁ、こんなにあったかいんだ。初めての感覚に溶けそうになる。
    何度もお互いの名前を呼び合い、指を絡ませたまま求め合った。
    「あなたのこと、大好きよ。」
    「俺も。好き過ぎてやべえ」

    ━━━最高に幸せなひとときだった。

    \ぐうぅぅぅ・・・/
    余韻に浸りながら抱き合っていると、この状況に似つかわしくない音が聞こえてきた。
    クッソ、こんな時に俺の腹の虫め!空気を読めえええ!

    彼女がくすくす笑う。
    「ご飯一緒に食べよっか!温め直すね♡……って、ひゃあーーー!!
    服を探そうとライトに手を伸ばした彼女がバランスを崩してソファから落ちそうになり、慌てて支えてやった。
    「あ〜もうガル子は…!大丈夫か?」
    「えへへ、ごめんね。ありがとう」
    引き寄せてまたキスをする。たまに見せるおっちょこちょいなところも可愛い。ぜんぶ俺のもの。
    「あー…ちょっとまたやばいかも…///」
    「えっ?」
    「また、いい?だめ?」
    彼女におねだりをする。
    「う〜ん、私ケーキ食べたいなぁ!やっと予約できたんだよ!」
    「えーーー!」
    「ご飯食べてお風呂入ってからのお楽しみね♡」
    「うぃっす……///」

    クリスマスを経て、さらに仲が深まった二人でした🎄☃️
    ❦𝐄𝐍𝐃❧

    +27

    -7