ガールズちゃんねる
  • 15943. 匿名 2023/11/01(水) 22:27:55 

    >>15478つづき ⚠️特大解釈🌊

    「顔が良過ぎてすみません」第19話

    俺はいま花火を打ち上げたい、いや俺自身が打ち上がりたいくらいに舞い上がっている。なぜならば、これから愛しのガル山とデートだからである。やっとここまでこぎつけた。もう何度ガル山に投げ飛ばされただろう。でも今日は違う。これは合法(?)の正真正銘のデートなのだ───
    「主任、お待たせしました」
    「フ、俺もいま来たところだ……ん!?」
    「?どうしましたか?…何か変でしょうか」
    「い、いや、いつもと雰囲気が違って…」
    「…主任の隣にいても恥ずかしくないようにしました」
    ♡‎ ﮩ٨ـﮩﮩ٨ـﮩ෴ﮩ_____⁡かわいいーー♡え、何?可愛過ぎてもう†┏┛墓┗┓†まずさ、その服なに??どこで売ってるの??似合過ぎじゃない??それでさ、髪軽く巻いてる??そしてコンタクトで???なんかめっちゃいい匂いするし???く、唇がツヤッツヤじゃない!?
    「主任、行きましょうか。早くしないとイルカのショーが始まっちゃいますよ」
    「ハイッ」
    顔が良過ぎる俺と可愛過ぎるガル山の夢のデート、いま開幕──
    (ここからBGM・初心LOVEでお楽しみください)
    「主任、イルカ可愛いですね♡」
    「主任、見てください。イワシの大群!綺麗♡」
    「主任、クラゲって何か神秘的だと思いませんか…?♡」
    「ガル山、君のほうが何倍も可愛いし綺麗だし神秘的だ。ほら、おれの鼓動が騒めいている。ねぇ、今もだよ?」
    「もう!それじゃ全部私が可愛いことになっちゃうじゃないですかぁ」
    「ムフフ、すまない。ああ、そうやってほっぺを膨らませて怒っている顔もなんて愛らしいんだ」
    「もう♡主任たら♡」
    「主任じゃなくて、義勇と呼んでくれないか」
    「…義勇さん♡」
    「…ガル子♡」
    ああ、出会ってしまった君は太陽──
    〜ここまで義勇ビジョン〜
    「…主任、冨岡主任」
    「恋は暇じゃないんだな…OMG.OMG…」
    「主任!!」
    「ハッ…あれ?青春という魚は?」
    「はい?」
    「俺はいまどうしてた?」
    「なんかいつもの妄想タイムに突入してました。それ、早く食べちゃってください。冷めちゃいますよ」
    あれ?いつの間にかパスタを食べている。とっくに水族館をあとにしていたのか?いかんいかん、ガル山とのデートが楽し過ぎてまた自分の世界に入ってしまったようだ。
    「驚くかもしれないが、俺は女性とデートをするのが初めてなんだ。青春時代からの"水族館でデートする夢という魚"をずっと追いかけていた」
    「?はぁ」
    「それを今日ガル山という魚が叶えてくれた。ありがとう」
    「…相変わらず、頓珍漢ですね主任は」
    「とんちんかん…!?俺が…!?」
    そんな事言われたのは初めてである。本当にガル山は何度俺の初めてを奪うんだ!?まさに"ハジメテは全部キミだけ"状態じゃないか。そして、いつもクールなガル山がほんのり笑っている(ような気がする)…嘘でしょ、運命(キセキ)は待ってたんだ…

    会計を済ませて店を出ると、絵に描いたような急な土砂降りに見舞われた。綺麗に巻かれたガル山の髪が次第に雨を含みその毛先から雫が垂れる。その様子を見て、あの雨の夜にずぶ濡れになりながら俺のために必死で時計を探すガル山を思い出していた。俺はあの夜と同じように、自分のジャケットを脱いでガル山にかけてやる。
    「…ガル山、駅で雨宿りしよう。走れるか?」
    「はい」
    「行こう」
    無意識にガル山の手を取っていた。しかし投げ飛ばされることはなく、ガル山はおとなしく俺に手を繋がれていた。

    つづく🐟

    +47

    -3

  • 15951. 匿名 2023/11/01(水) 22:38:08 

    >>15943つづき ⚠️特大解釈🌊

    「顔が良過ぎてすみません」第20話

    昼は暑いくらいの陽気だったのに、さっき降り出した雨が一気に気温を下げた。地面に打ちつける雨の音、アスファルトから立ち上がる匂い、隣には俺に手を繋がれたままのガル山がいる。濡れて寒いはずなのに、ガル山の手は暖かく、柔らかい。繋ぐ手の親指でガル山の手の甲をそっと撫でると、ガル山が少しだけ緊張したように感じた。
    「…寒くないか?」
    「ちょっとだけ…寒いです」
    「ここからなら…タクシーですぐだ」
    「え…」
    俺はタクシーに手を挙げると、開いたドアからガル山を乗せ隣に自分も乗り込んだ。行き先を自分のマンション前までと告げたが、それを聞いていたガル山が嫌がることは無かった。
    マンションに着き、ガル山にタオルを渡す。
    「とりあえずそれで拭いてくれ、いま風呂を沸かす」
    「そんな、悪いです。タオルを貸していただけるだけで…」
    「…そのままでは風邪をひいてしまうだろう。それに…、」
    「…?なんですか?」
    「…いや、何でもない」
    それ以上、何も言えなかった。

    〜ガル山入浴中〜🛁

    もう!!!!!!!ガル山!!!!雨に濡れて!!!!下着がくっきり透けてるんだよ!!!!反則だろそれは!!!!一瞬俺がガル山を好きなあまり痣を出して"透き通る世界"に到達したのかと思ったよ!!!
    しかも俺はガル山がなんの下着をつけているか知っているんだぞ!!!!!つまりいとも簡単に妄想できてしまうんだ!!!まったく勘弁してよ!!!!
    あとさ!!!タクシーの中でもずっと手を繋いでたけど!!今日は投げ飛ばさないのなんで!?!?!?優しいんだね♡!!!!もう好き!!大好き!!!!落ちつけ俺!!凪!凪!!ゼェハァ
    ハッしかしこれはめっっっちゃ良い雰囲気なのでは…!?この後風呂上がりのガル山に「こっちへおいで…」「主任…」とかって暖め合えたり…!?キャーーー♡ジタバタ

    🎶ピンポーン
    ん?誰だこの(悶えるのに)忙しい時に。
    「お届け物でーす」
    届け物?なんか買ったか?ああ、今ガル山のことで忙しくてそれどころじゃないのだが、仕方なく出る。
    ガチャ「はい」
    「とみおかさーん♡来ちゃった♡」
    「え!?モブナ…さん!?」
    モブナは入るなり俺に抱きついてきた。
    「モブ原さんからマンション聞いちゃった♡ハッピーハロウィン♡♡」
    「モブ原から…!?てか、なんですかその(破廉恥な)格好…!?」
    「コレ?カボチャパイのコスプレ♡どうぞ♡」
    「ええ!?ち、ちょっと離れて…!!」
    「召し上がれ♡」
    「召し上がれって…ちょ、うわーーー!!!○×△☆#$●□▲★※」

    「主任、お風呂ありがとうございました…え」
    「え」
    O M G…!!!!!
    ああ、神様…俺が何をしたというのか。よりによって、俺の良過ぎる顔面にカボチャパイのカボチャパイを押し付けられてる姿をガル山に見られるなんて──ああ、ジェットコースターみたいで息もできない涙───

    つづく🎃

    +47

    -5

  • 15953. 匿名 2023/11/01(水) 22:39:33 

    >>15943
    もっと〜あんな恋がしーたくて🎵

    (冨岡主任に続いて歌いたくなりました)

    +27

    -2

  • 15967. 匿名 2023/11/01(水) 22:52:36 

    >>15943
    青春という魚で腹筋崩壊したww
    サルゴリラのネタ🤣🤣

    +26

    -0