ガールズちゃんねる
  • 1518. 匿名 2023/10/08(日) 17:41:23 

    >>1504
    「あともう少しなんだけど、届かない
     うんしょっ」
    本棚の上段の本を取ろうとするも手が届かないガルコ
    すると、目的の本がひょいと目の前に
    「はい。もう無理しないでよ」
    「ごめーん。もうちょっとだったから、届くかなぁって思ったの」
    「まったく、ガルコはさ、もっと僕のこと頼ってよ」
    「うん、今度からそうする。あれ?でも、むいくんとわたしの身長差ってそんなに無いよね?」
    「そうかなぁ」
    「背比べしようよ」
    背中合わせに立つ2人
    「ねぇガルコ。これって、もう1人いないと僕たちの身長差を見られないよ」
    「大丈夫。このままちょっと移動しよっか」
    背中合わせのまま、とことこと姿見の前へ移動する2人
    「あー!やっぱりこう見ると、むいくんのほうが大きい!!」
    (最初から姿見の前で背比べすればよかったのに。こういうところが可愛いんだよなぁ)
    「くくっ」
    背中を曲げて笑い出したむいくん
    「え?むいくんどうしたの?」
    「なんでもない。ガルコは可愛いなって再認識したところ」

    +29

    -3

  • 7296. 匿名 2023/10/16(月) 22:46:03 

    >>1504『背くらべ』💎⚠️🐚?

    窓のそばへ踏み台を運んでいると「どうした?」と天元様に声を掛けられた。

    「窓の傷みたいなものが気になって。上の方なので、よく見えなくて…」
    「高いとこなら俺に頼めばいいだろ。…傷ってこれか?ただの汚れみたいだけど」
    「あれ?そうなんですか?明るい時には気が付かなくて…」
    差し出された手を握り、踏み台に乗って窓に顔を近付けた。
    「…ほんとだ。しかも近くで見たらいくつかありますね…今のうちに拭いちゃいますね」
    「風呂上がりなのに身体が冷めるぞ?こんなとこに居たら」

    少し冷えた肩を抱かれ、顔を横に向けると、すぐ隣に天元様のお顔があった。それが何だか新鮮で、ちょっと嬉しい。
    「…こうすると、天元様と同じくらいの背の高さになるんですね。どちらが高いですか?」
    「うーん、お前の方がちょっと高いか?」
    「ふふっ、私の勝ちですね」
    「あぁ?踏み台乗ってるくせに」
    「…あの……天元様は私と居る時、無理されていませんか?」
    「…何?何で急にそんなこと言うんだよ」
    「だって…これだけ背の高さが違うでしょう?屈んでもらってばかりなのが、いつも申し訳なくて」
    「へぇ…どんな時に?」
    「え?」
    「俺さぁ、結構無意識でやってるから。どんな時に屈んでやってんのかなーと思って」
    「えっと…お話しする時は、屈んでくださることが多いですね……あ!今日みたいにお休みの日だと、料理の味見をしていただく時、とか」
    「ふーん、他には?」
    「えっ?…他には…まぁ、色々とありますけど……っ!」

    しりすぼみになっていく言葉を遮るように、唇にちょんと指が触れた。
    「とぼけるなよ。今日一日、何度も屈んでるだろ?地味に無かったことにするなよ」
    「……ハイ…スミマセン…」
    「でも、今ならお前から出来るよな」
    「……え!?」

    天元様が、下ろしている私の髪を耳にかけ、その指先が耳のふちをゆっくりとなぞっていく。
    「…いつも申し訳ないって、思ってんだろ?」
    「うっ……」
    「ほら、早く」と、天元様が目を閉じてしまった。踏み台に乗っているので逃げ場が無い。そもそも、身体に腕を回されているので逃げられないのだけど。

    観念して天元様の両肩に手を置き、ゆっくりと顔を近付ける。される時はもちろんだけど、する側となると、どうしてこう苦しいくらいに胸がドキドキするのだろう。
    唇が触れる瞬間、天元様の唇がちゅっと押しつけられた。驚いて目を見開くと、満足げなお顔をした天元様と目が合う。

    「いつも苦ではねぇけど、確かにこれだとやりやすいな」
    「なっ…えっ…?」
    「それに、攫いやすい」
    そう言って天元様は、ほんの少し身体を屈めて私を抱き上げると、意味ありげに微笑んだ。
    恥ずかしくて何も言えぬまま、遠ざかっていく窓へとこっそり視線を向けた。それに気付いた天元様が「俺が明日拭くから」と更に目を細める。

    窓のお掃除は、明日に持ち越し。

    おわり

    +32

    -6

  • 7535. 匿名 2023/10/17(火) 16:10:40 

    >>1504
    背くらべ
    ⚠️解釈違い

    体育の授業で使うバドミントンのシャトルのケースを取ろうと背伸びして棚に手を伸ばしても届きそうにない。
    ジャンプして何とか指だけ触れたけど、届かなくて何度かチャレンジしていると用具室に聞き覚えのある声が聞こえた。
    ゆう「危ねーから無理すんなっての」
    同じクラスで一緒に体育委員をしている幼馴染み兼彼氏の時透有一郎くんが用具室に入ってきた。
    ガル子「あ……ゆうくん。踏み台なくて跳ぶしかなくて……」
    ゆう「ったく……ほら、これだろ」
    ゆうくんは軽々とシャトルケースを取ってくれた。
    ガル子「ありがと。ごめん」
    ゆうくんと向かい合って自分の身長と比べると身長の差が明らかに出ていた。
    ゆう「これくらい言えよ?じゃあ、遅れんなよ」
    頭にポンと触れてゆうくんは用具室を出た。

    終わり

    +22

    -4

  • 8959. 匿名 2023/10/20(金) 06:29:14 

    >>1504 背くらべ >>2514 第三者目線 
    1/2

    私は彼トピ保育園でふじ組の担任保育士をしている。
    朝の8時を過ぎると、お父さんやお母さんに連れられて、園児が続々と登園してくる。

    「きめ子先生、おはようございます!」
    「杏寿郎くん、おはよう。あら?何持ってるの?」
    「保育園に来る途中に綺麗な葉っぱが落ちてたんだ!」
    「わあ、ほんと綺麗ねえ」
    「...すまないが、これは先生にはあげないぞ。ガル子ちゃんにあげるんだ。先生には明日拾ってきてあげるからな!」

    杏寿郎くんはそう言うと、既に登園していたガル子ちゃんの元へ走っていき、手に持った色付いた葉っぱを手渡した。
    「ありがとう」
    ガル子ちゃんが嬉しそうにその葉っぱを受け取る様子を見て微笑ましいなと思った。

    その日のおやつの時間、今日のおやつは焼き芋だった。
    「わっしょーい!」
    焼き芋が大好物の杏寿郎くんは目をキラキラさせながら、大事そうに、一口一口味わって食べていた。

    「きめ子先生、おかわりください!」
    「ごめん、杏寿郎くん。おかわりもうなくなっちゃった」

    早い者勝ちのおかわりは、既に他の子に配り終えた後でなくなってしまっていた。杏寿郎くんは分かりやすくしょんぼりした。
    「杏寿郎くん、ガル子のお芋あげるよ」
    隣に座っていたガル子ちゃんが自分の焼き芋をあげようとしたけど、「ガル子ちゃん、杏寿郎くん、ごめんね。それはできないのよ。自分の分は他の子にはあげられないの」と私は二人に話した。

    「杏寿郎くん、大丈夫。ガル子のお家、お芋いっぱいあるんだよ、食べに来たら良いよ」
    またしょんぼりしている杏寿郎くんにガル子ちゃんが言った。
    「ガル子の弟もね、お芋大好きなの。杏寿郎くんと一緒だね。杏寿郎くん、ガル子の弟みたい」
    そう言ってガル子ちゃんは笑ったけど、『弟みたい』と言われた杏寿郎くんは良い気持ちはしなかったみたいで、今度は頬をまあるく膨らませていた。

    +25

    -5

  • 8964. 匿名 2023/10/20(金) 06:49:35 

    >>1504
    背くらべ💎
    (お題被りすみません💦)

    街へと出掛けた帰り道。目の前の畦道に、手を繋いだふたりの影が長く伸びている。

    夕陽に染まる稲穂の上には、薄くまばらな鱗雲が見えていた。空色は橙にぼんやりと溶けて、太陽の光が奥へと遠ざかっていく。清かな風がヒュウと吹けば、隣を歩く天元様の髪が軽やかに靡いた。

    天元様が鬼殺隊を勇退されて、一年。季節が巡り、秋が戻って来た。

    「...天元様の影は大きいですね。」
    「...お前は影まで小せぇなぁ。」

    互いに笑みを零し、影を比べ合い眺める。ふと、握られている左手に微かに力が加わった。

    「...変わってねぇみたいに見えるな。」
    「...え?」
    「目も、手もさ。」

    呟いた声が途端に切なく聞こえたのは、伏せた瞳が影に向けられたままだったから。

    影ではまるでわからないのだ。眼帯をしていることも、懐手をしている腕の先がないことも。

    あぁ、何故私は影のことなど...。
    胸の奥がギュウと締め付けられた。
    天元様がどんな想いでいるか、もっと考えて言葉にするべきだったのに。

    「悪ィ、暗くさせちまったな。」
    天元様が顔を覗き込んできた。穏やかに微笑みかけてくれている。きっと、私の為だ。落ちそうな涙を堪えていることに、気づかれてしまったのだろう。様々な感情が込み上げて、何も言うことができなかった。

    すると、そっと唇が重なった。
    優しく触れ、静かに離れていく。
    繋いでいた私の手の甲にも口付けると、天元様は柔らかく目を細めた。

    「もう片方が残ってたから、俺はお前とこうして歩ける。この上なく幸せだ。」

    「さぁ、帰るぞ。」と手を引かれ、歩き出した天元様の横顔を見上げた。影に視線を落としている。だが、もう苦しくなることはなかった。とても愛おしそうに、ふたりの影を見つめてくれていたから。

    「...お前の影は小せぇなぁ。」
    「...天元様は影まで大きいですね。」

    おわり

    +31

    -5

  • 9078. 匿名 2023/10/20(金) 16:14:03 

    >>1504
    アンカー

    +15

    -0

  • 9083. 匿名 2023/10/20(金) 16:47:09 

    >>1504
    お題回答 「背くらべ」
    🐗
    小学生の頃は伊之助の方が背が低くてガル子はクラスでも大きい方
    健康診断の後に男子に計測の紙取られて、身長の事とかからかわれて「返して!」って半泣きになってたら伊之助が後ろからスッと登場して紙取り返してくれるの

    いつもだったら男子に怒鳴ったり、ガル子にはやり返せ!って言うのにその時は真顔で取られた紙差し出して
    「もう取られんなよ」
    って一言だけ。

    数年後中学3年くらいの健康診断の時にそういえば昔そんな事あったなーって思い出してたら計測終わった伊之助が体育着のままズンズンとガル子の所に歩いてくる

    クラスも違うし最近はほとんど会話なんてしてなかったのに何だろうって思ってたら、自分の身長計測した紙をガル子の顔の前にパッて出して
    「おい、抜いたからな」
    ってまた一言だけ目を見て言ってくれるの

    いつのまにか身長も抜かれて体つきとか声も男らしくなった伊之助に初めて気付いて恋が始まる

    とかいいなああ

    +28

    -2

  • 9511. 匿名 2023/10/21(土) 02:25:01 

    >>1504 背くらべ
    ⛏高校生カップル

    委員会で遅くなる、という彼女を、俺は空き教室で待っていた。机に突っ伏して昼寝したせいで、彼女が「お待たせ」とやって来た頃には体が痛くなっていた。バキバキになった背中を解そうと、ぐんと伸ばした俺を見て、彼女は目を丸くした。
    「あれぇ…」
    「…?なんだ?そのアホ面は…」
    何やら目をぱちくりさせて近寄ってくる。
    「そんなに背高かったっけ?」
    ああ、今伸びをしたからか。俺は普段、背中を丸めているのが基本姿勢になっているが、ちゃんと背筋を伸ばせばそこそこ身長はある方だ。
    「ねえねえ、一回ちゃんと立ってみて」
    言われて、俺は出来るだけ真っ直ぐに立ってみる。自分でも、いつもより視界が高くなるのを感じる。彼女は、その俺の真正面に向かい合って並んだ。
    「…なんかいつもと違う気がする!」
    彼女は自分の頭のてっぺんに手を当てて、それを俺に向かって水平に動かす。彼女の手は俺の顎にぶつかった。…確かに、こうしてみると思ったより差がある。つむじしか見えねぇなぁ…と思いながら見下ろしていると、彼女はぱっと顔を上げた。
    「こんなに大きかったんだね、いつも猫背だから気付かなかった」
    そう言う彼女は、新しい発見をしたみたいに目を輝かせていて、どことなく嬉しそうだ。
    「…なんだよ、こっちの方がいいってか?」
    女はタッパのある男の方が好きなんだろう、人によるとはいえ大体は。目上の人間には姿勢が悪いのなんだのと文句を言われる事ばかりだし、直した方がいいのは重々承知だ。だが、もう体に染み付いていて矯正は諦めている。どうせ俺はこんなんだ、悪かったなぁ。
    …なんて考えていたら、彼女は俺を見上げたまま俺の制服のネクタイを控えめに掴んだ。そのままそうっと引っ張られて屈んだら、珊瑚色の柔らかそうな唇が目の前に迫り────少しばかり期待した俺の唇をすり抜けて耳元に辿りついた。
    「私はいつもの方が好き。…近いから」
    小さくそう囁くと、ネクタイをするりと手放す。自分でやっておいて照れたのか、慌てて一歩後退った。
    …こんなに可愛い事をされて逃がすわけがねえだろうが。元に戻った姿勢のまま距離を詰めると、彼女はまた一歩後退る。
    「逃げんなよなぁ。近いのが好きなんだろ?」
    「そうだけど…」
    口篭り、背けようとする顔に、俺は手を添えて前を向かせる。
    「つうか、こっちじゃねぇのかよ」
    さっき逃した唇を、今度こそ捕まえた。

    +36

    -3

  • 9661. 匿名 2023/10/21(土) 15:06:23 

    >>1504
    🐢
    学校の身体測定であんまり伸びてなくてクラスの女子よりも小さくてめちゃくちゃ落ち込む錆兎

    去年より伸びてたー!って喜んで報告する悪気なしガル子にさらに落ち込んで鱗滝さんに抱きついて、「これから伸びるんだから気にするんじゃない」って励まされる錆兎

    そんな幼少期があってもいい

    +27

    -1

  • 17355. 匿名 2023/11/04(土) 07:01:43 

    >>15655
    まとめの場所ありがとうございます
    Part6から参加してます、🔥🐍さん推しです

    【お題】
    >>969 第一声
    >>2821 紅葉
    >>3343 5秒見つめる🐍
    >>4072 ポケット🐚…?
    >>6192 推しに壁ドン🐍
    >>7113 仕事が恋人のガル子
    >>7643 古畑◯三郎
    >>8695 お疲れの推しのお願い
    >>8959 背くらべ
    >>12240 約束🐍
    >>13300 友達からなら…その後
    >>14475 口移し🐚
    >>14496 言われたい言葉🐚
    >>15459 今夜は帰りたくない三種盛り🐚
    >>15909 欲しいのはあなただけ🐚
    >>16294 悲恋
    >>17011 ハグしてほしい推し

    【出したお題】
    >>1376 これで共犯だ >>1504 背くらべ
    素敵な回答ありがとうございました✨

    【お題以外】
    >>5006 星月夜
    >>10733 レモンサワーをいただく
    >>17096 思春期🐚(同窓会20年後は間違えました、10年後ですね…)
    >>17295 トピが終わる前に

    今回は自然発生の🐚ナイトや伊黒さん無限しりとりなど楽しい瞬間に立ち会えてめちゃくちゃ楽しかったです🙌
    コメントやプラスは本当に元気をもらえました。この場でまとめてのお礼になりますがありがとうございました✨
    毎回、彼トピのある一ヶ月はあっという間で、終わってしまった後は帰る場所がなくなったみたいに寂しくなります…
    寂しいけれど、また二ヶ月後かな?に皆様と再会できることを楽しみにしながら、また妄想していきます💭

    皆様もお身体に気を付けながら、推しとハッピーな冬をお過ごしください⛄
    またお会いましょう🥳

    Part13は↓
    >>21705まとめ置き場ありがとうございます。多忙につき、Part12は不在でそのまま卒... | ガールズちゃんねる - Girls Channel -
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