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1041. 匿名 2023/10/08(日) 00:15:33
>>902
「帰った…」
「おかえりなさい」
ただそれだけの、静かな空間。
私が差し出す温かいお茶を、彼は黙って手に取り口へと運ぶ。そして彼は自分の胡座のくぼみにちょこんと収まる愛猫を、いつものように大きな手でゆっくりと優しく撫でる。
「また美味い茶が飲めたな…」
彼はそう言うと、湯呑みを握ったばかりの温かく大きな手で、私の指先を控えめにそっと握ってくれる。
多くは語らないけど、いつも穏やかな悲鳴嶼さんが好き+37
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