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1. 匿名 2023/06/15(木) 11:31:18
「特にこの10年ほどの間に、状況は悪くなりました。共和党の支持者が多いレッド州と呼ばれる地域では、人工妊娠中絶の非合法化が進行しています。その結果、出生前検査について、妊婦に何も話さない産科医が増えています。出生前検査は中絶につながり得るからです」
では、出生前検査を受けられないレッド州に住む女性たちは、どうしているのだろう。
「インターネットで私のような専門家を探すのです。私は今、ニューヨークで胎児の検査専門のクリニックを開業しています。ニューヨーク州では出生前検査・診断、人工妊娠中絶は合法的行為で、私のような専門医も遺伝カウンセラーもたくさんいます」
エヴァンス医師は、レッド州の女性たちのオンライン相談も受けている。彼は、突然、選択肢が消えた女性たちに対して、強く同情していた。オンラインでは不可能な実際の検査や、ときには人工妊娠中絶のために、レッド州の妊婦たちは民主党支持者が多いブルー州への長旅を余儀なくされているからだ。
「それも、ブルー州に行けるのは、経済的に余裕があり、情報収集に長けた女性だけです」とエヴァンス氏は付け加えた。
「アメリカでは、妊婦は住んでいる州によって出生前検査を受けるかどうかの判断を左右されるのです。産科医の中にも、こうした状況に危機感を覚えて、レッド州を去るものが出てきました。患者に適切な情報提供をしない医師は患者に訴えられるのがアメリカの本来の医療ですから、医師も情報を提供できない州にいるのは不安なのです。最高裁による人工妊娠中絶の権利の否定でアメリカは内戦状態になりつつあり、出生前検査の分野は大きく影響を受けています」+33
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31. 匿名 2023/06/15(木) 11:48:24
>>1
アメリカって何かと狂った法案通るよね+16
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73. 匿名 2023/06/15(木) 13:21:31
>>1
ペットは家族とか言いつつ、弱ったら苦しませるより安楽死選択させられる国だし、たくさん死人が出ても銃規制もしない国なのに、なんか理論がよく分からん…+2
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胎児の染色体疾患を、母体の血液だけで調べる出生前検査「NIPT(Non Invasive Prenatal Testing:非侵襲性出生前遺伝学的検査)」。日本でも希望する妊婦が増えているが、医師によって考え方が違い、学会の認める認証施設とそうではない非認証施設があるなど、混乱が続いている。だが、それは日本だけの話ではない。 妊婦の約6割が何らかの出生前検査を受け、出生前検査の相談体制が整っているとされてきたアメリカでも同様だという。