-
1. 匿名 2023/05/11(木) 11:50:09
向こうが殺すつもりはなく、ただ戯れて遊んでいるだけなのに、人間にとっては致命傷になるというのは、いかにクマが危険な動物かを表しているようにも思う。ムツゴロウさんは、こうした危険を承知した上で、「(離乳期から育てることができれば)ヒグマといえども友だちになれるだろう」と考えて、無人島でヒグマを飼うことにしたのだった。
果たして、ヒグマの子どもを育てるというのは、動物研究家のムツゴロウさんといえども、やはり命懸けだったようだ。
一緒にいて、おならをすると、まず耳を立てて、それからにおいを嗅ぎにやってきて、鼻を引くつかせた後で、おしりをガブリと噛むのだという。ヒグマはふんのにおいに敏感らしく、ムツゴロウさんにとってトイレの時間が一番危険な時間なのだという。
さらには、ヒグマは戯れているつもりで鼻を噛んでくるのだ。気分にもムラがあり、自分より弱いと判断したムツゴロウさんの妻や娘のいうことを全く聞かない。
そんな毎日のイライラがついにピークに達してしまったムツゴロウさんは、娘として育てると誓ったヒグマを棒でぶん殴って殺そうとしてしまう。
「僕の腹ワタは煮えくり返り、胸に熱い怒りが込み上げてきた。もうこれまでだ。僕は左手で持っていた鎖を手放し、両手で棒を引きむしると、ありったけの力を込めて棒を振り下ろしていた。ガツン。鈍い音がした。渾身の力をこめて振り下ろした棒は、どんべえの右腕に食い込んだ。―――死ね! 隠さず正直に書こう。その時の僕の怒りは、どんべえ(子ヒグマのメスのこと)をぶち殺しかねないものだった。手をかけて愛育しておきながら、棒には愛などひとかけらもこめられていなかった」
激しいムツゴロウさんの怒りをぶちまけられたヒグマの子だったが、幸いにして命に別状はなく、また怒りの甲斐があって、ヒグマはムツゴロウさんのいうことをきちんと聞くようになったのだという。「世界中の人に誇りたい気持ちだった」というムツゴロウさんは、ヒグマとの共存ができると確信したのだった。+17
-451
-
29. 匿名 2023/05/11(木) 11:55:13
+15
-3
-
72. 匿名 2023/05/11(木) 12:14:00
>>1
全く共存できてなくて草。
そもそも別々に住めばいいだけの話。勝手に飼われて棒で殴られるとかいい迷惑。ほんでもっと可愛い名前付けたって。+78
-0
-
82. 匿名 2023/05/11(木) 12:18:05
>>1
互いに畏怖の念と棲み分けは必要+8
-1
-
86. 匿名 2023/05/11(木) 12:24:19
>>1
>また怒りの甲斐があって、ヒグマはムツゴロウさんのいうことをきちんと聞くようになったのだという。「世界中の人に誇りたい気持ちだった」というムツゴロウさんは、ヒグマとの共存ができると確信したのだった。
これ、相手を人間の子供に置き換えたら立派な「虐待」として児相行き案件。
暴力ふるったら言うこと聞くようになって誇りに思う。
こんな恐ろしい考えある?+68
-1
-
101. 匿名 2023/05/11(木) 12:37:25
>>1
なるほど捕食動物にはこちらの方が強いぞと上下関係をしっかり認識させないと一緒に暮らせないということですね+12
-0
-
111. 匿名 2023/05/11(木) 12:50:59
>>1
何気に悪い噂もあるよね
殺そうとしないで施設に預けるとか、なんか考えればいいのにな
最後の方は従業員がタダ働きとかどうなったんだろう?+21
-0
-
112. 匿名 2023/05/11(木) 12:52:10
>>1
ポーランドのヴォイテク(熊)は、仲間のポーランド兵とレスリングごっこする時もわざと負けてた。
人間と寝食を共にし、ビールも飲むしタバコも吸う(食べる)
時々木で爪研ぎをするけど、爪痕はヒグマのものそのもの。
でも兵士たちの前では絶対に出さなかった。
もともとの熊の気質が違ったのかもしれないけど、
ムツゴロウさんとポーランド兵士達とでは、熊に対する気持ちが違ったんではないか。
兵士達は実験するつもりもなく、いうことを聞かせるつもりもなく、上下関係を持とうとするものでもなく、
戦争のさなかに拾った小さなヴォイテクに癒しを覚え、そしてそれが真の友情に変わっていったんだと思う。+28
-1
-
117. 匿名 2023/05/11(木) 12:55:31
>>1
嫌いだけどこのエピは好き。+2
-2
-
122. 匿名 2023/05/11(木) 13:02:08
>>1
何も非がない動物に対してしかも暴力で解決したみたいな話を美談にしちゃうのはダメでしょ+29
-0
-
133. 匿名 2023/05/11(木) 13:24:27
>>1
抑制が利かなくなったお年寄りはこれだから困る。クマも家族も危険にさらしたくせに何が誇りたいだ。+20
-0
-
134. 匿名 2023/05/11(木) 13:24:42
>>1
これのどこが共存だよ
支配のなにものでもない+24
-0
-
137. 匿名 2023/05/11(木) 13:29:26
>>1
動物虐待の映画を作った人だからね。サイコパス+18
-0
-
145. 匿名 2023/05/11(木) 13:44:09
>>1
渾身の力をこめて振り下ろした棒は、どんべえの右腕に食い込んだ。―――死 ね!
↑勝手に娘として育てると誓ったくせに胸糞すぎる話だった+33
-0
-
151. 匿名 2023/05/11(木) 14:14:45
>>1
恐怖を与えて従わせることが
共存ではない+13
-0
-
155. 匿名 2023/05/11(木) 14:27:01
>>1
やっぱり高学歴のど変人は、むずかしい+6
-0
-
159. 匿名 2023/05/11(木) 15:05:06
>>1
自然界と人間界の共存は大事だけど、閉じ込めて自分の思い通りにさせるって言うのは間違ってると思う。
ヒグマはヒグマ、人間は人間だよ。+7
-0
-
174. 匿名 2023/05/11(木) 18:25:18
>>1
ムツゴロウ最低だな。勝手に飼っておきながら熊がかわいそう。+21
-1
-
180. 匿名 2023/05/11(木) 19:40:40
>>1
手をかけて愛育しておきながら、棒には愛などひとかけらもこめられていなかった
文章としての表現的にもこの一文いいね……+3
-3
-
182. 匿名 2023/05/11(木) 20:22:39
>>1
基地外+7
-0
-
183. 匿名 2023/05/11(木) 20:41:30
>>1
殺す気満々の暴力で服従させといて『共存』だの『世界に誇りたい』だの完全にただの○チガイ+13
-0
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する
23年4月に逝去した「ムツゴロウさん」こと畑正憲氏はかつて、離乳期のヒグマのメスを娘として育てると誓い、人間とヒグマの共存に挑戦した。そして、その記録を小説に書き記しているのだが、その顛末は衝撃的なものだった。