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1. 匿名 2023/04/19(水) 20:46:58
【Twitter童話 アリとキリギリス】一部抜粋
アリの世界は閉じたままでした。ルッキズムも含め、女子大生を記号的に消費する世間の風潮に早くも嫌気が差していました。あるとき律法会のイケてないOBから「同期の本店勤務エリートメガバンク行員呼ぶからJD社会人合コンやろうよw」と言われ、その汚く弛みきった口角を見て、吐き気すら覚えました。
しかし賢いアリは、しょせん私文の自分には専門性で勝ち抜くだけの力はなくて、就活も社会も結局はコミュ力なのだと早々に理解していました。そして、生まれつきコネがあるわけでもない自分には、せいぜい女子大生ブランドを活かして社会人に媚を売るのが最短経路なのだろうとも理解していました。
アリはそんな社会の悪意が引いた補助線に抵抗しました。彼女は何を思ったかTACに通い始めました。専門性がなければ作ればいい。東大に落ちたときに失くしてしまった自分への期待を、彼女はあのとき以上の努力をもって取り返そうとしました。彼女は公認会計士を目指すようになりました。
深夜3時。西麻布からの帰りのタクシーで、キリギリスは考えていました。「人脈」は広がりました。時価総額カードバトルゲームができるくらい、有名経営者がLINEの「友だち」にいました。でも彼らにとって私は私ではなく「現役慶應生」という顔のない存在なのだと、賢い彼女は気付いていました。
視野が狭かったのだと、キリギリスはあの頃を苦笑いとともに振り返ります。世界はトラディショナルな日系企業だけではないと、彼女は幸いにも3年の夏のインターンで気付くことができました。頑張ってTOEICの点数を上げて、社会人の先輩に面接練習を手伝ってもらって、彼女は無事P&Gの内定を勝ち取りました。
つまり彼女は、港区を見事に乗りこなしたというか、踏み台にしたのです。周りから何を言われても、持てるものはすべて使う。でも自分は安売りしない。港区女子が全員不幸にならなければならない道理はないのです。みな悪意をはらんだ時代の空気の中を、酸欠で倒れそうになりながら、必死で生きたのです。+5
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16. 匿名 2023/04/19(水) 20:49:40
>>1
自分は安売りしない?笑
安売りしてるから男に媚び売って、パパ活してんだろ+19
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32. 匿名 2023/04/19(水) 21:00:40
>>1
「コンビニでルイボスティーを買って、キリギリスはそれを飲みながら家に帰ります」
「彼女は無事P&Gの内定を勝ち取りました」
思わず吹いたw
でも頑張って名の知れた企業に入社してすごいじゃんね+27
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46. 匿名 2023/04/19(水) 21:16:23
>>1
アリとキリギリスの引用がセンス無さすぎる…+12
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56. 匿名 2023/04/19(水) 21:53:46
>>1
これってあの有名なサークルを指してる?+1
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59. 匿名 2023/04/19(水) 22:27:53
>>4
>>1を全部読んで損した
+2
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62. 匿名 2023/04/19(水) 23:16:07
>>1
ルッキズム最優先の人は頭悪そう
最重要なのはインテリジェンス
見た目だけ気にするとか、偏差値35レベルでバカっぽい
私大でもエスカレーターっぽい+3
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66. 匿名 2023/04/20(木) 14:36:40
>>1
タワマン文学みが強い+1
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昔むかし、港区にアリとキリギリスが暮らしておりました。アリは桜蔭から東大落ち、キリギリスは広島あたりの女子高から指定校推薦で、それぞれ慶應の法学部政治学科に同期入学しました。