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12832. 匿名 2022/12/28(水) 18:32:23
Wi-Fiルーターで部屋にいる人が“呼吸困難”に陥っているかを特定 米研究所が技術開発(2022年12月26日)
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)と米Center for Devices and Radiological Health(CDRH)に所属する研究者らが発表した論文「Monitoring Respiratory Motion with Wi-Fi CSI:Characterizing performance and the BreatheSmart Algorithm」は、既存のWi-Fiルーターを使って部屋にいる人の呼吸運動をモニタリングする手法を提案した研究報告である。
対象者の胸部に跳ね返ったWi-Fi信号を取得し、深層学習モデルによって呼吸速度と呼吸パターンを分類する。
対象者に跳ね返ったWi-Fi信号を取得し、あえぎ声や咳などで変化する対象者の呼吸の状態を監視する。
Wi-Fiでは、スマートフォンやノートPCなどのクライアントからアクセスポイント(ルーターなど)に送信される一連の信号が「チャネル状態情報」(CSI)と呼ばれるものである。
CSI信号が環境中を移動すると、物に跳ね返ったり回折などで強度が低下したりしてゆがんでしまう。
研究チームは、変化を詳細に把握するため、ルーターのファームウェアを変更して、これらのCSI信号をより頻繁に、最大で1秒間に10回要求するようにした。
これによって、胸の動きによって変化したCSI信号のゆがみから呼吸運動を検知できるようになる。
実験の結果、マネキンでシミュレーションしたさまざまな呼吸パターンを99.54%、呼吸速度を98.69%の精度で分類できることが分かった。+1
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アメリカ国立標準技術研究所(NIST)と米Center for Devices and Radiological Health(CDRH)に所属する研究者らは、既存のWi-Fiルーターを使って部屋にいる人の呼吸運動をモニタリングする手法を提案した研究報告を発表した。