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29. 匿名 2015/06/19(金) 21:40:58
警察の調べによりますと、この保育所は自宅を兼ねた認可外の24時間保育の施設で、当時、丈ちゃんを含めて1歳から6歳までの子ども4人を預かっていて、丈ちゃんは3歳の姉と一緒に泊まる予定だったということです。
この施設は69歳の女性が経営していて、当時、1人でお風呂から上がった3人の子どもの世話と丈ちゃんの入浴の準備を別の部屋で行っていて、丈ちゃんは服を着たまま浴槽で溺れていたということです。
警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、経営者の女性から事情を聞くなどして詳しい状況を調べています。
死亡した坂本丈ちゃんの54歳の祖父は「本当に悔しいです。いまとなっては仕方がないことですが、自分が孫を見てあげていればと思っています」と話していました。
認可外の保育施設で定員が5人以下であれば、設置する際に自治体に届け出る義務はありません。
このことが自治体にとって施設の実態の把握を難しくしているという指摘もあります。
県によりますと、死亡した男の子が利用していた保育施設から届け出はなく、県はこの施設の運営状況などについては把握していないということです。
警察はこの施設が預かっていた園児の人数や管理の実態などについても調べています。
厚生労働省によりますと、全国の保育施設で子どもが死亡する事故は去年1年間に17件報告されていて、このうち、認可保育所が5件、認可外の保育施設が12件と、保育士の人数などが基準を満たしていない認可外の保育施設が全体のおよそ7割を占めています。
子どもが睡眠中にうつぶせの状態になって窒息したり、食事中に食べ物を詰まらせたりして亡くなるケースが多いということです。
こうした事故を防ぐため、ことし4月に始まった子ども・子育て支援新制度では、子どもが死亡するなどの重大な事故が起きた場合、認可保育所は事故の詳細を速やかに自治体と保護者に報告することが義務づけられ、認可外の施設も報告が求められています。
しかし、定員が5人以下の認可外の施設は設置する際に自治体に届け出ることが義務づけられていないため、事故が起きた場合実態を把握するのが難しいと指摘されています。
厚生労働省は来年4月からは1人でも子どもを預かる施設を設置する際には自治体への届け出を義務づけ、実態の把握と事故の再発防止につとめたいとしています。+72
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