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141. 匿名 2022/03/25(金) 15:24:12
>>1
丁字路の道には大きな車輪付きのゴミ箱が置かれていて、それに向かって銃を発射する。鉛の弾が鉄のゴミ箱に当たると、カーンという音が響き渡る。近くにいる数匹の猫を音で脅かしているのだ。そのたびに猫たちは驚き、騒ぐ。
次に、健はゴミ箱ではなく、猫に照準を合わせる。それはちょっとした遊びのつもりだった。(中略)
次の瞬間気が付くと人差し指が動いていた。鉛の弾は、親子でいた子猫の方の頭に当たり、骨を砕く。子猫はその場に倒れ、痙攣し、頭からは脳漿が飛び散った。健は、親猫がミャーミャーとなきながら子猫の頭をながめているのを呆然とただ見ている。
板垣は、その猫がのたうち回る姿を正視できない。断末魔の泣き声が耳にこびりつく。一方、一年上の田中は、「なんで撃ったんだ、なんで殺したんだよう」と、健のことを責め始める。動揺し、混乱している健は、田中に、「うるせー、お前、撃つからな」と言い返す。板垣は二人のやりとりがだんだん険悪になっていくのを聞いている。「撃つぞ」「撃ってみろよ」といったやりとりが繰り返される。
そして再び鉛の弾は発射される。(中略)銃声のあと、一瞬の間があってから田中の叫ぶ声が丁字路に響き渡る。田中は、「熱い、熱い」と訴える。
家に帰るのがいやで途中公園に寄ったりもした。けれども、板垣が驚いたのは、そんなしょげている健が、その失意の道すがら、また鳩に向かって空気銃を発射したことだった。なんでまた撃つんだ、と思ったが、それは言葉にはしなかった。
+12
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157. 匿名 2022/03/25(金) 20:37:13
>>153
母猫ではなく子猫だけど>>141さんが内容コピペしてくれてる
残酷な描写があるから閲覧注意+12
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165. 匿名 2022/03/25(金) 22:50:06
>>141
このアルピニストさん、
関わってはいけない人格的ですね。+28
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170. 匿名 2022/03/26(土) 00:34:21
>>141
え、やば。ガチでヤバイやつじゃん。
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