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1. 匿名 2022/01/05(水) 00:40:28
――いとうさんは、育休宣言をされて、現在は育児中だそうですね。
いとう: 僕は育休制度がないフリーランスなので、全く何もしなかったらお金が入ってこない。妻のスケジュールと照らし合わせながら、来た仕事を受けるか受けないかを決めているだけなのです。でも「育児中心のスケジュールを組むことにします」とTwitterに少し書いたらニュースになって大げさになっちゃって……。今日も泣きわめいている子どもをあやしてからここに来ました。
――育児が始まってから、パートナーとの間にも何か変化はありましたか?
いとう: 妻のスケジュールを先に確認するようになりましたね。これまでは、自分のやりたいことを何とかゴリ押ししようとして、勝手に予定を決めちゃったこともあったけど、今は怒られちゃうから(笑)。妻に何かやらなきゃいけない予定がもし入ってたら、子どもを見る人がいなくなっちゃうわけじゃないですか。となるとやっぱり、お互いの予定をすり合わせなきゃいけない。それは大きく変わりましたね。
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――実際に本を処分しているんですか?
いとう: 知り合いの古本屋さんに売ってます。世の中に1000冊くらいしか出回っていない貴重な本もあって、捨ててはいけないと思うので、古本にして流通させたいんです。それに若い人に安い値段で本が渡るのはいいことじゃないですか。
そう思ったのも、家族が増えたからなんです。僕だけの家じゃないから、本を減らして子どものためにスペースをつくってあげないといけない。保管しておく本は、僕のためではなく子どもが大人になった時に役に立ちそうなものだけでいいんじゃないかと。
もう僕は60歳になったから、生きてピンピンしてるのもせいぜいあと20年か30年。だから、本に限らず「本当にこれが必要だろうか」って思うことが増えたんです。30年ちかくやっているベランダ園芸も、今ある植物たちを厳選すべきなのかもしれないと思い始めている。“そぎ落としたい”っていう思考が年を取るごとに強まっているみたいです。+59
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32. 匿名 2022/01/05(水) 01:11:41
>>1
生きてピンピンしてるのがせいぜいあと20年か30年って言えるのすごいね。
30年だと90歳だからピンピンしてるかと言えばちょっと怪しいけど、今が心身共に健康なんだろうな。+110
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60歳目前で子どもが生まれ、「育休宣言」が話題となった作家・クリエーターのいとうせいこうさん。家族が増えたことをきっかけに、大量にある蔵書の処分や俳句デビューなど今までは考えていなかったことを始めた