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うつ病は治りますか?

485コメント2021/05/30(日) 02:51

  • 462. 匿名 2021/05/02(日) 17:00:02 



    うつ病になったときの過ごし方-「うつ病への対応⑨」-

    うつになったときには、どのようにして過ごせばいいのでしょうか?
    誰もが疑問に思うことです。

    普通の人はうつになれば、気分転換をしたり、体を動かしたりするといいのではないかと考えます。
    確かに“「うつ病」にまで至っていない”まだ正常なレベルのうつであれば、その通りです。
    ストレスなどによって一時的に気分が落ち込み、うつになっていますから、楽しいことに気持ちを向けると元気になったり、体を動かすとリフレッシュできたりします。

    しかし、「うつ病」という病気のレベルでは違います。
    病気の人と健康な人とでは、基本的に健康になるための論理は違うのです。

    「うつ病」というのは活動エネルギーが低下した状態なので、
    『休息によってエネルギーを回復させる』
    ことが目標です。
    徹底的に休息することが必要です。

    どのくらい休息すればいいのか?
    1日10時間、あるいは15時間寝ていてもかまいません。
    うつ病になる人は真面目な人が多いですから、こんなふうに話すと、
    「本当にそんなのでいいんですか?」
    と言われます。
    それに対して、
    「これは安心してもらおうと思って言っているのではありません。
    少しでも早くよくなるためには、そのように過ごしてもらうのがベストなんです」
    と答えます。
    「うつ病」になった最初の時期は、寝るなどして休息すればするほどに早く回復に近づきます。
    言葉を変えて言うなら、
    「まるで“怠け者”のように過ごす」
    ことこそがベストなのです。

    休息のポイントは、『心の居場所』(2009年8月28日掲載コラム『心の居場所』参照)を確保して休息することです。
    学校や仕事を休むことで、体を休めるだけでなく、心を休めることです。
    そのためには、「~しなければならない」というような心を捨てることです。
    気分転換や運動などをしても意味がありません。
    “怠け者”のように過ごすことです。
    これらが大事なポイントです。

    家にいるとどうしても職場からの連絡がある。
    家族が理解してくれない。
    こうしたことで家の中に『心の居場所』を見出すことができず、心の休息を図れないときには、入院などによって場所を変えることも意味のあることです。

    本当に心からの休息ができたなら、活動エネルギーは確実に回復してきます。

    うつ病においては、
    薬物治療とともに休息することが非常に重要な治療である
    休息にはいくつかのコツがある
    ということを知っていただければと思います。

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