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1. 匿名 2021/03/18(木) 17:47:23
卒業式当日は朝から体調が悪く、学校の壁を伝って歩くほどだった。三学年副担任の渋川恭子教諭(52)はこの日、日高さんに付き添い、様子を克明に記録した。三階の教室まで行くこともできず、ホームルームは副担任に任せた。車いすで体育館に前乗りし、式に臨む生徒を出迎えた。教え子と接すると、気力がみなぎった。立ち上がり、しっかりとした足取りで生徒を先導した。椅子に座り、クラス全員の名前を読み上げた。
渋川教諭は、日高さんからがんであることを事前に知らされていたごく一部の同僚だった。日高さんはこの日、体調が特に悪いことを自覚していたが「卒業式に出席して呼名する」と決意していたという。
式後は保健室で体を休めた。教室に戻るのは難しいため、最後のホームルームは保健室で開いた。そこで初めて、がんを患っていると告げた。皆が言葉を失い、涙する生徒もいた。生徒が下校後、体調が悪化して吐血し、救急車で福島市の病院に運ばれた。翌日午後、安らかに眠りに就いた。
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4. 匿名 2021/03/18(木) 17:49:09
>>1
福島出身のアラサーだけど東高校って茶色いブレザーの制服の記憶だったけど制服変わった?+68
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32. 匿名 2021/03/18(木) 17:54:53
>>1
地元!!笑
今って福島の東西南北って東と南高が同じぐらいのレベルになってると聞いて驚いた。+1
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64. 匿名 2021/03/18(木) 18:22:06
>>1
これは生徒たち命の大切さを学ぶ経験になったね
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89. 匿名 2021/03/18(木) 18:53:08
>>1
この先生、教え子たちの晴れ舞台を見届けようとがんばったんだね。こんな先生に巡り会えるなんて、生徒さんたちも嬉しいね!
数年前にも、卒業式を終えてすぐご病気で亡くなった先生の記事を読んだけど、どちらももうギリギリのところを気力で自らを奮い立たせてたんだな、と思うと涙が出る。+73
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90. 匿名 2021/03/18(木) 18:55:39
>>1
きっと先生の最期の姿は生徒たちに大きな何かになったに違いない。
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120. 匿名 2021/03/18(木) 21:40:55
>>1
【式に臨む生徒を出迎えた。教え子と接すると、気力がみなぎった。立ち上がり、しっかりとした足取りで生徒を先導した】
ここで涙が溢れた。
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121. 匿名 2021/03/18(木) 21:59:15
>>1
こういう先生なら生徒も慕うよな
教師ってだけでただ猿山の大将みたいになるバカとは大違い+15
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福島市の福島東高教諭の日高郁子(ひだか・いくこ)さんは、担任する最後の卒業生を送り出した翌日の今月二日、六十年の生涯を閉じた。定年退職までの最後の一年間、がんに侵されていることを周囲に知られぬよう気丈に振る舞い、教壇に立ち続けた。