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1. 匿名 2021/02/23(火) 21:22:20
長い時間、声を出して取材をしたり、会話をしたりすることが少なかったため、声帯の筋肉が衰えていると考えられました。声帯は粘膜と筋肉でできていますから、使わなければ筋力が落ちてしまいます。筋肉は2週間も使わないでいると、落ちた筋力を取り戻すのに数か月かかると言われます。声帯も同じで、リハビリが必要になります。
――テレワークで人と話す回数が減っているのが、声の不調の原因なんですね。
それだけではありません。反対に声を出し過ぎている患者さんもいます。
音大の先生なんですが、声楽でもリモート授業が多く、高い声や大きな声は、パソコン越しではどうしても伝えにくくなるようで、繰り返し歌っているうちに声を使いすぎ、のどが疲れてしまっていました。声帯がむくんでいて、薬物療法で改善しました。
声の不調が続く「音声障害」では、声が出ない・かすれるといった症状が多いわけですが、コロナ禍で、声の出し過ぎが原因となっているケースと、声を出さな過ぎたために起きたケースがあるのです。+3
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自粛生活とテレワークが続いたある日、「あれ? 思うように声が出ない」と感じたことはないだろうか。リモート会議で「声が聞き取れない」と指摘されたことは? 多くの「音声障害」の患者を診療している山王病院東京ボイスセンター長の渡邊雄介さんは、「コロナ禍の今、声の不調を抱えている人が目立つ」と指摘する。(聞き手・梅崎正直)