山月記を語ろう PART.2
139コメント2020/11/22(日) 01:19
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131. 匿名 2020/10/31(土) 14:55:00
>>129
129さんは虎になったことを罰、人間らしい温かみを失ったことを罪と捉えているわけですね。
私とはそこが大きく違う点です。
虎になったことは李徴の生きてきた姿の象徴なのではないか、と思います。
相応しい姿になったと。
李徴自信も、罰のように捉えていたのかもしれませんが、作者の意図は別のところにあるのではないでしょうか。
山月記は、悪いことをしたら地獄に落ちるよ、というような教訓めいた話ではないと思います。+4
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132. 匿名 2020/10/31(土) 16:06:38
>>131
罪と罰とか、悪いことをして地獄にとかではなくて、内面において人間らしい温かみを欠くようになったから、外見も人間じゃなくなったってことだと思うんだけど+1
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136. 匿名 2020/11/01(日) 07:50:56
>>131
横からですが、私は、自分の過去に悩み苦しむ李徴はとても人間らしいという点に同意します。
李徴は虎になってから誰よりも人間らしくなった、それが皮肉というか人生の悲しさなのではないかというのが私の考えです。
そもそも「人間らしさ」とは何か?というのはとても面白いテーマです。
昔は、「(他の動物とは違う)人間らしさ」とは「理性」や「知性」を指していました。ところが今はその分野では人間はコンピュータに勝てませんから、「人間らしさとは思いやりのことだ」「無意識下に葛藤するということが人間らしいのだ」ということになった。
どちらが正しいというのでなく、李徴が虎になった理由については、色々な人が自分なりの考えを持っていていいのではないかと思います。+4
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