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1. 匿名 2020/10/16(金) 17:58:50
Q.「ぎっくり腰予備軍」とは、どのような人・状態のことを指すのですか。
川上さん「ぎっくり腰を起こしやすい要因として、腰に大きい負担のかかる姿勢や動作(長時間の立ち仕事、中腰の姿勢、重いものを持つなど)▽疲労▽運動不足▽ストレス▽睡眠不足▽喫煙▽偏った食生活――が挙げられます。
Q.テレワークへの切り替えなどによる作業環境の変化によって、腰痛を自覚する人や実際にぎっくり腰を起こしてしまった人が増えているのは事実でしょうか。
川上さん「事実です。実際に私どものクリニックでも、テレワークに伴って生じる腰痛やぎっくり腰で受診される患者さんが増えています。その要因として、テレワークによる運動不足やオフィスと異なる環境で長時間、普段と違う姿勢をとることが考えられます。
例えば、ダイニングテーブルで仕事をしたり、ワンルームマンションの場合はソファとローテーブルしかなく、床座りで作業せざるを得なかったりする人もいることでしょう。自宅はオフィスのように仕事をする環境が整っていないことが多いため、腰痛の要因になりやすいといえます」
Q.コロナ禍の影響で引き続き、テレワークをしている人も多いと思います。テレワークの環境下で、ぎっくり腰を予防するために心掛けるべきこととは。
川上さん「腰に負担がかかるような長時間の座位作業(座りっ放し)を避け、適度に体を動かしたり、ストレッチをしたりするようにしましょう。また、ストレスが続くと痛みに敏感になります。音楽や食べ物など自分の好きなものを生活に取り入れ、ストレスを軽減しましょう」+6
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突然、腰に強い痛みが起こる「ぎっくり腰」。重い荷物を持ち上げたときなどに起こりやすいイメージを持つ人も多いと思います。ネット上では、コロナ禍の影響で仕事をするデスク環境が変化し、 腰の不調を感じている人もいるようですが、中には「テレワークになってから、人生初のぎっくり腰をやってしまった」「腰にだるさがあって、重いものを持ち上げるのが怖い」「ぎっくり腰予備軍かも」など、ぎっくり腰の恐怖におびえる人も少なくないようです。 テレワークへの切り替えがもたらし得る「ぎっくり腰」のリスクについて、かわかみ整形外科クリニックの川上洋平院長に聞きました。