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1822. 匿名 2020/08/28(金) 11:38:53
>>1685
聖書はね、編纂される時に省かれたものがたくさんあるのよ
ヤムニヤ会議はユダヤ教時代の編纂会議だけれど、それより前に出エジプト記の前後にもユダヤ人の間で編纂を経てきたわ
ヴァチカンが「新約聖書」として編纂する際には旧約の部分もかなり削られてしまった
例えば死海文書もそのままは採用されず、都合よく書き換えられたの
エヴァストーリーは、聖書編纂の際にこぼれ落ちた部分にもスポット当ててうまくスパイスにしてるわ
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死海文書編集
死海文書にリリスが登場しているかどうかについては議論がある。
そのうちの一つは疑う余地のない『賢者への歌』4Q510-511)のなかの言及であり、そしてもう一つはA・バウムガルテン(A. Baumgarten)によって発見された『男たらし』(4Q184)における、おそらくそれらしい引用である。前者の、反論しようがない4Q450断片1の『歌』には以下のようにある。
ーー原文ーーー
そして、私、指導者は、神の栄光ある輝きを、全ての破壊の天使たち、私生児の精霊たち、悪霊たち、リリス、叫ぶもの、そして[砂漠に棲むもの……]を震え上がらせ、恐れさせるために、唱える。
ーーーーーー
この典礼文書は「イザヤ書」34:14と近縁関係にあり、超自然的な敵対存在への注意を喚起するとともに、リリスがよく知られていた存在であったということも教えてくれる。
しかし聖書のテクストから区別されるのは、このくだりがいかなる社会-政治的な議題においても機能しないということであり、むしろ『悪魔払い』(4Q560)や『悪霊を追い払う歌』(11Q11)と同様の役割を果たしており、呪文によって構成されている(アルスラン・タシュの浮き彫りと比較せよ)。
「こうした精霊たちの力に対して義人たちを助け、守る」ために利用されたのだ。
クムランで発見されたほかの文書のなかでは従来『箴言』と関係していると思われたものが、どうやら「危なくて、でも魅力的な女性」というリリス描写の伝統に沿っているものだと考えられるようになってきた。
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1969. 匿名 2020/08/28(金) 21:22:40
>>1822
だからその、色々省かれて正典になった旧約聖書にはリリスがアダムの妻だなんて記述はないよ、それだけ+1
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