妻に迷惑をかけたくない…団塊オヤジが料理教室に“殺到”

[1. 匿名]

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「包丁は手前に引くとうまく切れるよ」 　エプロン姿の男性が和気藹々（わきあいあい）と調理するのは、東京ガスが首都圏中心に展開する料理教室「男だけの厨房（ちゅうぼう）」。現役時代は料理経験ゼロだった横浜市の元教員、武田和広さん（６６）は昨年１月、今も現役で働く１１歳年下の妻の勧めで初めて受講した。 　それ以前はリタイア後も妻に夕食を作ってもらっていたが、今では武田さんが週２、３回、豚汁などを作って妻の帰りを待つ。「ナポリタンを作ると高校生と大学生の子供が喜ぶ。妻との会話も増えた」とうれしそうだ。同市の元メーカー勤務の男性（６６）も現役時代、家事は全て妻任せ。受講の動機を「妻の足手まと

妻のお荷物にならないようにと石蔵教授が開いている料理教室では、「肉はどうやって洗うのか」との珍問が飛び出すなど全くの初心者が少なくない。石蔵教授は「男性の食の自立が、夫婦円満のカギ。おいしくできても感想を求めると嫌がられる。自分で作って自分でおいしく食べる自己完結がベスト」と助言する。