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43. 匿名 2020/04/02(木) 03:09:58
佐藤賢一の歴史小説が好きです。フランス革命も良いのですが、初期の中世フランスを舞台にした歴史小説が当時の風俗や歴史的な出来事をいきいきと描いていておススメです。
「王妃の離婚」(すでにおススメされてますが!)
「オクシタニア」(フランス南部と北部の差を表現するためか関西弁が使われていて、それがよい味を出していて面白いです。内容は異端審問、アルビジョワ十字軍というマニアックさなのが良いです)
「傭兵ピエール」(ジャンヌダルク異聞伝+当時の傭兵稼業がよくわかる)
「双頭の鷲」(ジャンヌダルクが登場する前の世代、百年戦争前半期がこんなに楽しく理解できるとは!という作品です)
あと、第二次世界大戦前夜やナチスのレーベンスボルンを描いた皆川博子の作品「総統の子ら」「死の泉」、須賀しのぶ「神の棘」も当時の空気に触れたような気分に浸れます。須賀しのぶ「また桜の国で」は特にお勧めです。第二次世界大戦中のポーランドが舞台の小説です。長々とすみません。おじさんくさい読書傾向だなぁと思いながらも高校生の時から歴史小説が大好きなので、つい書きなぐってしまいました。+11
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