【ネタバレ有】まだまだ十二国記を語りたいよ~!!!
999コメント2019/12/13(金) 01:42
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403. 匿名 2019/11/16(土) 12:48:14
>>398
残酷な世界だからね。
そして残酷な世界に自らの意思で戻ってきたんだよ、泰麒は。
兵卒でもない民の、幼い子供たちの命までもが失われていく国を救いたいと戻ってきたんだよ。
そして危険を冒して正頼を救いに行く舵を切ったんだよ、泰麒が。
殺し損ねた後で項梁は、始めたなら最後までやれ的なことを言ったと思うけど、使令もなく、少ない手勢を連れて敵地に行くと決めたのなら、日本の価値観で普通の10代の男の子でいられないし、いてはいけないのさ。
黄昏の~で、景麒が鳴蝕について説明しているときに思ったんだけど、麒麟にとっての「してはいけないこと」という感覚は、自分の爪をはがすようなぞっとする感覚に似てるんじゃないかなと想像した。
自らやってみたことがある人はそうそういないと思うんだけど、剥がれたら痛い、ヤバイ、みたいなのは何となく思うよね。
泰麒はそのぞっとする感情に逆らって、自らの爪を引っぺがした。
つまり、麒麟がそのさがに逆らうというのはつまり、自傷行為なんだと思う。実際に体に深刻な不調が出るわけだしね。
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404. 匿名 2019/11/16(土) 12:53:56
>>403
わあ
パソコン触ってたからパソコンで打ったらめっちゃ長くなってた、ごめんなさい。+4
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495. 匿名 2019/11/17(日) 19:18:05
4人もの方、すばらしいレスポンスありがとう
みなさんの考えがお聴きできてとても嬉しいです。
>>400さん、共感ありがとう。小さいことにみえるけれども、十二国記の物語の根幹に触れるよね?
>>402さん、小野先生の麒麟像、確かに変わってきてるかも。そういえば延麒がゴウランの穢れに他の麒麟より耐性がある描写がありましたね。
蓬莱人の外殻の分だけ延麒も泰麒も穢れに強い?しかも泰麒は麒麟としてはたぶん最長記録16年余りも人間として暮らしてますものね。
>>403さん、全く、その通りです。うまく表現してくださってるなぁ!
ご指摘でわたしの間違いに気がつきました。項梁は人間でしかない"麒麟"に言ってますね。陽子に「抵抗ぐらいなさってください!」と言った景麒にも似た悲痛な気持ちだったのだろうと思いました。泰麒が死ねば驍宗様が死に、戴の希望が潰える…慈悲の躊躇いなど無用、歯がゆい、甘いと。
項梁の気持ちは痛いほどわかる…でも、それはノブレス・オブリージュを果たさない麒麟への糾弾にも思えます。
>>421さん、そうですよね
泰麒が頑張ってるのは解ります、限界を超えて。
蓬莱で戴で沢山の人々が亡くなり泰麒それを全て背負ってる。泰麒の自虐はそれへのつぐないなのかもしれませんね。
〜〜〜
皆さんの話を聞いてたら確かに泰麒が追い詰められて驍宗さまを守る為なら民の殺傷も辞さない行動に駆り立てられた必然性がよくわかってきました。
にもかかわらず、麒麟が直接民の殺傷が出来る、しかも、そのあと転変し得る。
ザラっと来るナァ…
あの時、琅燦が我が意を得たりと民を刺した麒麟を絶賛?していたのもザラザラするのかもしれない…
長くなってホントごめんなさい。
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