忘れられないクラスメイト

[182. 匿名]

小学3年生の時に、今思えば少し知的障害だった男の子なんだけど、クラスメイトから「みんなと違う」って避けられてた。背も小さくて目もぱっちりして話しかけるとニコッと笑うから少し姉御になった気分で可愛がってた(その時は上から目線だった)。
ある日、あだ名があればクラスメイトも話しかけやすくなるんじゃないか？と思って、その男の子にあだ名をつけた。
コップで水を飲む時、少し上唇を尖らせる癖があったから、ジャムザ・ハウスネイルっていうNHKのクレイアニメのキャラクターからとって、ピペって呼ぼう！って決めた。
クラスメイトにも定着して、少しずつだけどクラスの皆とお話するようになった。
私としては可愛いカタツムリで悪気はなかったんだけど、男の子は嫌だったみたいで、卒業文集に「嫌なあだ名をつけられて辛かった」と書かれていた。
あだ名は嫌だけど、クラスに馴染めるように我慢してたって考えると、本当に申し訳ないことをしたと思う。