ガールズちゃんねる

ジョジョの奇妙な乙女ゲームPart2

1297コメント2019/09/30(月) 23:08

  • 104. 匿名 2019/09/01(日) 21:53:18 

    億泰攻略イベント「コンビニから始まる恋」

    発生条件→億泰攻略ルート確定で発生

    杜王町のとあるコンビニ。大学生のアルバイト店員ガル子は品出しをしながら、とても深いため息をついた。
    「ハァ……今度は彼、いつ来るんだろう」
    その「彼」とはよく来店する男子高校生二人組のうちの一人で、顔にバッテンの傷があり目付きは鋭く三白眼。
    横髪を刈り上げ頭上の髪をひとつにまとめるという一見厳つい風貌だが、意外にも礼儀正しく可愛い一面があった。
    買って行く飲み物はほぼカルピスウォーター。会計が終わると「いつもありがとうございますッ!」とペコリと頭を下げるのだ。
    甘いものが好きなのか、ストロベリーとチョコチップのアイスクリームを店先で幸せそうに食べる姿を何度か目撃した事がある。
    一緒にいるリーゼントの彼とはとても仲が良さそうで、いつも何かの話題で盛り上がっているようだった。男子高校生らしいそのノリを微笑ましく見ていたガル子。
    しかし、ここ2週間程来店していない。自分のシフト以外の時間に来ているのかもしれないが、それを考えてもこんなに長く見ない事など無かったのだ。
    「どうしちゃったのかなぁ……」
    顔を見たい、逢いたい、そんな気持ちが日に日に強くなっている。
    最初は特に何も意識などしていなかった。よく来店する二人組の男子高校生、それくらいの認識。だがある日、それが全く違うものになる出来事があった。
    レジでの接客時、常連の男性客が激しく怒り出す。
    「どうしていつものタバコが置いてねぇんだよ!」
    担当者が発注を忘れ、在庫切れになっていた指定銘柄のタバコ。
    「申し訳ございません、只今その銘柄は品切れになっておりまして……」
    「ふざけんな!お前が他の店行って今すぐ買って来いよ、ほら早く!」
    「申し訳ございません、そのような事は出来かねます……」
    「あぁ?!何だと?!客に向かってその態度…ナメてんのかコラぁ!!」
    「いえ、あの……」
    その怒声と迫力に怯え、泣きそうになってしまうガル子。その時だった。
    「おい、オッサンよォ。その辺でやめときな」
    後ろに並んでいた彼が、男性客の肩にポンと手を置いた。
    「……ッ何だてめぇは!引っ込んでろ!!」
    一瞬怯んだように見えたが、引っ込みがつかないのか彼にまで怒鳴りつける。
    「おねーさん、困って泣きそうになってんじゃあねぇか。大体よォ~、無いモン売れる訳ねぇーだろこのダボがッッ!!」
    顔を近づけ鋭い三白眼でギロリと睨み付けると、肩に置いた手に力が入り男性客の顔が苦痛に歪む。
    「チッ、ガキが…」
    捨て台詞を吐き、男性客は店を出て行った。
    「………あ、ありがとうございます!えっと、あの…本当に助かりました」
    「これしきの事、なんてこたぁねぇっすから!」
    顔の前で手を横に振りながら、ニカッと笑う。
    その笑顔は屈託なく無邪気で、何よりとても可愛いと思ってしまうガル子。

    ここで選択肢↓
    ①あの……お礼をさせて下さい! 
    ②あの……今日はお一人ですか?
    ここで①を選択。

    億泰攻略ルート続きます

    +28

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  • 113. 匿名 2019/09/01(日) 22:35:50 

    >>104
    >>105
    クレーマーに絡まれてるところを助けてくれるなんて億泰くんかっこよすぎじゃないですかッ!
    ガル子接点できて良かった♡
    どんなお礼をするのか楽しみー(*´艸`)

    +17

    -0

  • 117. 匿名 2019/09/01(日) 23:12:25 

    >>104続きです

    「あの……是非お礼をさせてもらえませんか?」
    助けてもらった事に深い恩義を感じたガル子はそう申し出る。
    しかし本音を言うと先程の可愛い笑顔、助けてくれた時に見せたいつもとは違う男らしい仕草……ガル子は強く惹かれてしまい、何か親しくなるキッカケが欲しいと思ったのだ。
    「イヤイヤお礼だなんて~!俺、別にそんな大した事してねぇし」
    「でも、私の気が収まらないです!」
    「その気持ちだけで充分っすから!」
    そんなやり取りをしつつ、彼の買った商品をレジ打ちし丁寧に袋詰めをする。
    会計でお釣りの小銭を渡す際少しだけ触れた、骨太で大きな手にドキッとしてしまう。
    「ありがとうございました…」
    買い物に対してなのか助けてくれた事に対してなのか、どちらともとれるその言葉と共に商品を渡しお辞儀をしたガル子。
    「ありがとうございますッ!そんじゃ!」
    ペコッと頭を下げ店を出て行く彼。何度も見ていたはずのその後ろ姿は、高校生とは思えない程とても逞しく大きな背中だと今更気付く。昨日迄とは全く違う想いで見送りながら、心の声がつい口をついて出た。
    「名前、知りたいな……」

    その日から彼はまだ一度も来ていなかった。
    「……こんな事なら、あの時もっと色々聞いておけば良かったなぁ…」
    後悔の波が押し寄せるガル子だが、今自分に出来るのはただ待つ事のみ。
    そんな事を考えていると不意にに店の自動ドアが開き、来客を知らせるチャイムが鳴った。
    「あっ!」
    いつも彼と一緒にいるリーゼントの高校生だ。
    「という事は……!」
    キョロキョロと店内を見渡す……が、彼はいなかった。一人での来店らしく、テンションが下がるガル子。
    残りの品出しを終えレジで待機していると、リーゼントの彼が商品を台に置いた。
    「いらっしゃいませ!」
    「チッス!」
    ちょこっとだけ頭を下げる、頷くような動作はいかにも彼らしい。
    レジ対応をしながら、ガル子はどうしようか迷っていた。彼の事を聞けるチャンスなのではないか、しかしいきなり話しかけて変な奴と思われても困る……。

    ここで選択肢↓
    ①えっと、その髪型とっても素敵ですね!
    ②えっと、いつも一緒にいる彼はお元気ですか?

    ここで②を選択。

    億泰攻略ルート続きます

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