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58. 匿名 2012/12/18(火) 09:12:56
小2の時の話。
ある日一人で留守番していると、庭から足音が聞こえてきた。
母かお客さんだと思って玄関に行くと、カラカラと玄関の引き戸が開けられた。
すると「それ」は入ってくるや否やいきなり私目掛けて突進し、避ける間もなく弾き飛ばされた私は廊下に尻餅をついた。
何が起こったのかわからないまま、玄関に目をやった。
確かに「それ」は引き戸を開け、そのまま私に突進してきた。
それなのに、玄関の引き戸は閉められた状態。
混乱しながら恐る恐る戸を確かめてゾッとした。
鍵が掛けられている。
そういえば母が「鍵かけとくからね」と言って、外から鍵を掛けて出かけたのをすっかり忘れていた。
ただ、戸を開けたということは鍵を持っている=母なのかとも思い両親の部屋、クローゼット、母がいそうな所を手当たり次第探したが誰もいない。
急に家にいるのが怖くなり、庭に出て遊んでいる内に母が帰ってきた。
さっき起きたことを母に話すと、案の定「そんなことあるわけないでしょ」と軽く一蹴された。
でもあの時ぶつかった衝撃は本当にリアルで、人間同士でぶつかった時と同じ感触だった。
その日の夜から風邪でもないのに高熱が出て3日ほど苦しんだが、大人になって霊感のある友達にこの出来事を話すと「たまたま悪いものの通り道ができちゃってたんだろうね」とのこと。
通り抜けて家にはいないようなのでとりあえずひと安心。+0
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