犬に追いかけられたエピソードをひたすら書いていくトピ

[126. 匿名]

猛犬注意の立て札がある家で飼われていた闘犬犬種のミックスだった
大きな犬が自宅から逃げ出して学校帰りの私と遭遇。
帰り道沿いの家だったけれどいつも吠えてくるから怖くて迂回していた犬。
頭を下げながらジリジリと近付いてきて持っていた給食で残したパンを投げた。
パンに気をとられた瞬間にランドセルも放り投げて全力ダッシュ。
周囲は山と田畑とチラホラ点在する民家だけで距離があった。
獲物を追いかけ続けて疲れ弱らせてジワジワいたぶるように
必死で逃げる私のすぐ後ろを明らかにスピードを落として
時々吠えながら追いかけられた。足がもつれて転んでも
私の背後で立ち止まり、耳元に息がかかったぐらいの軽いうなり声や
息づかいを感じた。泣いて痛くて怖くて疲れてパニック状態で
それでもヨタヨタと逃げるしかなくて、逃げついた先には資材置き場。
窮鼠猫を噛むかのように、もう無我夢中でそこら辺に置いてあった
たぶん瓦礫とか角材とか犬に向かって投げたり振り回したりした
記憶があるけれど必死すぎてハッキリ覚えていない。
ただギャンッと叫んだ犬が立ち去っていったのは覚えている。
疲れはてまた戻ってきたらの恐怖心からその場から一歩も動けなくなり
そのまま日が暮れて、行方不明の小学生を探し始めていた大人に
発見されて保護された。噛まれはしなかったものの泥だらけで
顔はグチャグチャでガタガタ震えていて手足には擦り傷やアザもあって
見るからに酷い姿だった。足は捻挫していた。
それ以来犬というか大型動物が一切苦手。動物園も無理。