-
20. 匿名 2013/05/25(土) 10:43:05
「赤いクレヨン」
ある夫婦が一軒家を購入した。中古物件ではあったが、
新築同然でしかも破格の安さであったため、即決で手に入れたものだった。
ある日、廊下に落ちている赤いクレヨンを見つける。夫婦には子供はなく、
家に誰かが入って来た形跡もない。その時は気に留めなかったが、
同様の怪異が次々と起こるに至り、夫婦はこの家を調べ始める。
その結果、この家には、もうひとつ部屋があってしかるべき空間があることが判明する。
意を決した夫婦は、その「隠された部屋」周辺の壁紙を剥がす。
するとそこには、釘打ちされた扉があった。恐る恐るその扉を開けると、何も無い部屋が。
その部屋の壁一面は、びっしりと赤い文字で埋め尽されていた。
おかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだしておかあさんごめんなさいだして…
+98
-8
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する