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[197. 匿名]

孫さんが、実業家に在日の人たちが多いのは
当時は就職差別が酷く、在日の人間が真っ当な道で食べて行くには
自らで事業を興すぐらいしかなかったから、というような事を言ってました。
パチンコの経営者が多いことや、良くない犯罪に手を染める人が目立つのも、
こういった就職差別が少なからず、背景にあったのではと思います。
今や在日と言っても、韓国の事を全く知らない世代も多く、
親も、片方は日本人といった人も珍しくないです。
それなのに、近年ネットなどを発端に、在日全般を悪とみなす意見が目立ち、
またも、在日の人たちが人目をはばかって生きざるを得ない状況が生まれた事を
非情に残念に思います。

そうやって差別やいじめにあった場合、日本を憎むというよりも、
むしろ自分の両親や自分に流れる血を憎み、
韓国のものに対して異常なまでの拒否反応を示す子供も多いとか。
こういった環境の中で、子供がこのような感情を抱え、日々生活していれば、
どこかで歪みが出てきても、不思議ではないと思います。
その上で逆境をバネに、孫さんのように事業を興して成功した人、
勉強を頑張って良い大学に行き、就職差別といったものを乗り越えて、
弁護士や医者といった高い地位の仕事に就いたという、
不条理な差別に負けなかった立派な人達も中にはいます。
又、逆にそうはなれずに、日本を憎む人が出てきたとしても、
差別がそうさせたのであれば、それは仕方のない事ではないでしょうか？
孫さんの胸中にも少なからず憎しみの感情があったとしても、おかしいとは思いません。

今のような状況では、こういった件で相手だけ責めるような見方は私にはできません。