-
1. 匿名 2019/01/08(火) 09:22:30
DCDは専門家の間では知られているが、社会的な理解は進んでいない。加藤准教授は「自閉症などほかの発達障害との併存がよく見られるが、その場合はDCDの診断名を付けない決まりが2013年まであったことと、不器用さは本人の困りごとと捉えられがちであることが原因ではないか」と推測する。
だが近年、周囲の無理解が、子どもの情緒や発達に悪影響を及ぼしたり、いじめにつながったりすることが研究などで分かってきた。図工や体育、楽器を扱う音楽の授業などで劣等感を抱いたり、同級生からからかわれたりするためだ。映画ハリー・ポッターシリーズの主演俳優ダニエル・ラドクリフさんはDCDであることを公表し、学校生活では上手にできることがなく、つらかったと経験を語っている。(略)
教員もDCDの子どもへの対応に苦慮してきた。京都市教育委員会などによると、障害とは知らず、整った文字が書けない子どもに繰り返し書字の練習をさせる、姿勢を保てない子どもに厳しく注意する、といったこともあったという。+192
-27
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する
極端に手先が不器用だったり運動が苦手だったりする「発達性協調運動障害(DCD)」への理解を広める動きが、京都などの教育現場で出始めている。発達障害の一種だが認知度が低く、周囲の無理解のために本人が傷ついたり、教員が対応に苦慮したりするケースがあるためだ。教員らは作業療法士からアドバイスを受けるなどして、知識や対応を学んでいる。