【実況・感想】獣になれない私たち#09

[1829. 匿名]

“現実的でないドラマより共感できる”
”登場人物の背景を想像できる優しさが必要”
これらは一見ロジカルな主張のように思われる。
しかし、一日嫌な事あったなーって帰ってきて見るドラマで、もう一回嫌な現実見せられて楽しいですか？
それこそ最後のベッドシーンのような傷の舐めあいでしょう？一切スカッとしないスカッとJAPANよりもスカッとしないとか何がしたいんですか？最終回でよっぽどうまいこと纏めないと評価上がらないですよ。誰かに求められたくて気心知れた男と獣になりあう？雨まで降らせる雰囲気作りに驚いた。今こそ辞表出してヤケ酒じゃないのか。めまぐるしかったけど、つい妙なタイトルに引きずられて妙な印象に。
『獣になれない』と言いながら、なんだかんだで溜め息つきつつ酒飲んで肯定し合ってたのを、今回は酒飲み合うところを肌を重ね合わせたってだけにしか見えず、逆にもうなんかすごい。『ありのままで生きる』ことを『獣になる』と過剰表現しなければならないほど頭でっかちになってるとしたら、いくらなんでも思い上がりな気もしてしまう。本気で自分の道を模索してる人にも、自分の道を行く人にも、獣にも失礼なんて思ったりも。
しかし、ここまでくると、ストーリーが動こうか動かまいがどうでもいいけど、こころが動かないんですよ。動かそうとしてるのがわかってしまって、冷めるというか。友情ではなく人間として心をゆるせる、と言った人の頬を触りますか。大切にしたいのではないのですか。そこが触れられないから、人間なのではないですか。このドラマの特徴かなと思いつつある、リアリティ風ドラマ(？)の、なんともいえない薄さに悲しくなる。そして最初から今でも思ってしまう。あんなにいい子ぶってるのに、晶さんは女友達いないんですか？
私も役者さんがドラマで嫌な役をやってるとめちゃくちゃイライラしますが、こんなにイライラさせられるなんてしてやられたな～と感じてしまいます。なので皆さんの様子を見ているとむしろ役者冥利に尽きるのではと感じてしまいました！笑
社長に辞めたらいいと言われ、普通のドラマなら晶が退職届をバンとつきつけるか、そうでなくても他の人が晶を擁護するかしそうなものをそうはしないのがけもなれ～野木さん～という…(語彙力)
終盤はもう松田龍平さんの色気に当てられて、一気にファンになってしまいました。超絶怒涛のミーハーです。来週最終回なんて早すぎます。。終わる前からロス確定です。

あと晶と恒星のアレは、恒星の表情と晶の去り方からすると愛し合ったのではないような。正直晶が一番、イライラした。
元カレの元カノと母親と楽しむとか気持ち悪いし、また飲むことを受け入れたらダメでしょ。秘書業務なんてルーチンメインでボスに合わせて動くんだからルーチン部分くらいマニュアル作ればいいのに口頭指示がおかしいでしょ。失敗前提でフォローするからミスするんだし。で、幸せなら手を叩こうから数週間経ってからいきなりシリアスモードで爆発なの？確かに、調子に乗ってるように見えたわ。
いなくてもどうとでもなる、当たり前じゃん。そんなの誰だってそうだよ、なんで今さら気付くんだ？誰にでもいい顔してるのとはちょっと違う気がする。勢いでしちゃうほど傷つくことなのかな？会社はブラックだけど、今までほとんどの営業、社長がやってきたんだけどな。全社員アシストくらいきちんとしろよと思ったわ。

それと最終回こそ、報われない世の中、努力したからといって希望通りの満足するものは得れない、正論が負ける、期待して頑張ろうとしても裏切られる、頑張ることが幸せに導くのではない、どうしようもない不幸なことも起こる、お人好しは犠牲を伴う、見てみぬふりしないと自分以外の人の責任までとれないし、と毎回言われてるようで、視聴後はモヤモヤばかり。生きる希望は、お花に水を与えるように、日々の支えや愛情が必要と言いたいのか何なのかな。
失敗しても挫折しても、生き抜いて前に進もうというテーマだったらハッピーエンドで締めくくって欲しい。相手が変わらないんだったらということで、晶ちゃん変わって本音を言ったけど、社長も人間だしプライド傷つけられたと思うし、どうなることやら。晶ちゃんが転職しても次こそと思っても、理想通りの職場はないかも？だから余計に現実的でモヤモヤします。最終回こそ目からうろこみたいな幸せ感を期待します。私が言いたかったのはこれだけです。