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1. 匿名 2018/10/07(日) 16:15:34
--インターネットで、「白砂糖は体を冷やすので冷え性の原因になる」という情報をよく見ます。
・科学的な根拠はありません。「白砂糖が体を冷やす」という話の出所はいくつかあります。有名なものとして食べ物を陰性・陽性にわける考え方を持つ健康法の影響があるようです。
--「砂糖は骨をもろくする」といった怖い話もたくさん聞きます。子どもに食べさせてよいのかどうか不安です。
・これも、科学的な根拠はありません。
昔の食育本に記載された情報が元になっているようですが、かなり強引な理屈を根拠にしています。
砂糖にはビタミンB1が含まれていないので、「うまく代謝されず、乳酸ができ過ぎて血液が酸性になり、中和するために骨のカルシウムが溶け出してしまう」という理屈だそうです。
人間の体はそれほど単純ではありません。
--砂糖を食べると「子どもがキレやすくなる」という話も聞きました。
そもそも糖尿病など、血糖値を維持する仕組みがうまく働かない病気の人でなければ、極端な食事をすることがない限り、低血糖状態にはなりません。
ご飯やおかゆ1膳に含まれる糖質の方が多く、血糖値を上昇させる働きは強いはずです。でも「ご飯を食べてキレる」という話は聞いたことがないですよね。
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「体を冷やす」「骨がもろくなる」など、砂糖の危険をあおる情報があふれています。世界保健機関(WHO)は、砂糖などの甘味料を1日の摂取エネルギー(カロリー)の10%未満に抑えることを推奨しています。砂糖のとりすぎが肥満や虫歯の原因になることは確かですが、インターネットや健康本、子育てや教育に関わる人たちの間には、不確かで科学的根拠のない“砂糖情報”が想像以上に広がっています。砂糖についてよくある疑問を、管理栄養士の成田崇信さんがQ&A形式で解説します。