女の友情も捨てたもんじゃないよエピソード

[77. 匿名]

高2、高3の二年間のお弁当を食べていた9人グループが、30代の私の結婚祝いに遠方からサプライズで集まってくれた。
一番近い友達でも新幹線で1時間の距離。一番遠くて新幹線で3時間。半分は乳幼児の子持ちなのに私が結婚式をしないと知ったら自腹で駆けつけてお祝いまでくれた（内祝いは固辞されたけどそんなわけにはいかないので贈りました）
当日は天候が悪く、たまたま来れなかった人は集合時間にお祝いの動画を送ってくれた。自撮りなんてする人たちじゃないのに。

大人になって半分は進学や結婚で地元を離れ、私も高校卒業時からずっと地元を離れていて、以来年に1〜2回会うペースだった。
それでも欠かさず定期的に会っていた。
面倒くさいことを言ったり、誰かの悪口を言ったりするような人はおらず、揉め事もなく、そのぶんすごくあっさりした付き合い。
高校生の時は、このうち放課後に遊びに行くほどの仲の友達は3人だけでの寄せ集めのようなグループだったけど、卒業からの長い時間や、結婚式や親の葬式、旅行などいろんなイベントを経て得がたい友情を築けていたのかなとすごく嬉しくなった。
みんなのことは本当に大好きだったけど、もともとべったり仲が良かったわけじゃないから本当に驚いて嬉しかった。
あと、私がグループの中では結婚が遅い方だったからまさかこんなお祝いをしてもらえるとは。感謝してもしきれない。
みんな服装も趣味趣向も仕事もバラバラなんだけど、優しさや思いやりは共通していて、しょっちゅう会わなくてもコツコ信頼関係を築いていけるものなんだなぁと学んだ。
これからも細く長く深い友情をゆっくり育めたらなぁと思う。