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2455. 匿名 2018/01/11(木) 22:46:01
土と肥料、植物のムウッとした空気が蝶子の鼻腔をくすぐる。暦は春を迎えるところで、小さな芽をつけているものが多かった。
蝶子はその芽を指先で小さくつつくと感嘆の声をあげた
「わあ、可愛らしいですね、どのような花が咲くのか楽しみです。」
蝶子の素直な反応を見てシャウアプフは満足気に言った。
「どうです?ここは私が力を注いだ場所ですから美しいでしょう?」
「ええ、春になればもっと美しくなるのでしょうね。」
そう言うと蝶子は目を輝かせて周囲を見わたした。
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