自分の周りの素敵なエピソード

[41. 匿名]

妹夫婦でメス猫を飼っていました。
妹夫婦には何とか懐いているけれど必要以上に構って欲しくないタイプで、お客さんが来ると逃げはしなくても目の前に来て唸ったり、鼻の先に指をやって臭いを嗅ぐと引っ掻いたりとかなり他人に攻撃的な猫でした。
ある時妹が妊娠。衛生的にどうとかより、赤ちゃんに何かしら危ないことがありそうな気がして気をもんでいました。
ところが出産して赤ちゃんを家に連れて帰ったところ全くの杞憂でした。
猫の母性本能が目覚めたのか、ずっと赤ちゃんの枕元にちょこんと座り、外に向かってずっと見張り番。
その間赤ちゃんの手が当たろうと、たとえしっぽをつかまれてもニャンとも言わず、辛抱強く見張り番に徹していました。
ミルクタイムなどになると（任務終了）とばかりに自分のお気に入りの場所で休憩。
赤ちゃんの布団は何があっても踏んではいけないと思っていたらしく、必ず迂回か飛び越えてました。
凶暴だと思っていた猫のとびきり優しい部分が見られて嬉しかったです。
今では大きくなった元赤ちゃんの一番の親友です。