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38. 匿名 2014/04/26(土) 14:18:53
県下のいろんな文房具屋や雑貨屋に商品を卸す会社に勤務していましたが、
パーカー・ペリカン・クロスは、王道で老舗。靴のメーカーでいうとハッシュパピー。デザイン云々というよりは昔からいる職人が定番の形で丁寧に作り上げる商品。値段は安め(2万円くらい)。
ウォーターマンは作り云々というよりはデザインが売り。靴のメーカーでいうとジミー・チュウ。レザーの万年筆ケースがついていたり、ノック式だったりデザインにこだわる。値段は安め(2万円くらい)。
モンブランはブランド好きな人が好む。文房具会社の人からの評判が異様に低い。靴のメーカーでいうとルイ・ヴィトン。モンブランは高額で売れないので何年も前の商品が店に置きっぱなしだったりする。日本人はバカにされててドイツで1000円で売っている万年筆が日本では数万円で売られている(プレミア価格とかではなく現行商品の定価)。値段は高め(9万円くらい)。
パイロット・プラチナは日本のメーカー。品質がとても良く紙にペン先が引っかからない研究された作り。靴のメーカーでいうとナイキのようなハイテクシューズ。いい材料を使っているのにデザインが無難で人気がない。値段は安め(2万円くらい)
ガラスペンはペン先が細すぎて買って初めて使う時にもう壊れたなんてことも多く、苦情が多いことで有名な商品です。安くて綺麗なので入荷すればすぐに売れますが壊れたら直せないので相当ペンに使い慣れてないなら買わない方がいいです。値段は格安(8000円くらい)
万年筆は、横線は書きやすいけど、縦線は書きにくいので基本的に漢字を書くのには向いてないです。
万年筆は気圧の変化に弱いです。スーツの胸ポケットに万年筆を入れて飛行機に乗ったら気圧の変化でインクが漏れてスーツがダメになったなんてこともあります(日本製なら大丈夫です)。
水性インクを使うので乾くまでに時間がかかります。固まって高額な万年筆が壊れることもよくあります(文房具屋に持っていくと清掃してもらえます)。
だから、個人的には安い5千円くらいの万年筆っぽいペン先のペンで試してみて、使いこなせるようだったら2万円以上の万年筆を買うくらいにした方がいいと思います。+0
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