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1. 匿名 2017/07/09(日) 23:28:46
出典:www.bengo4.com
慈恵病院元看護部長の田尻由貴子さん
赤ちゃんポスト10年「予期せぬ妊娠する人に罪はない」元看護部長が接した母親たち - 弁護士ドットコムwww.bengo4.com予期せぬ妊娠や貧困など、諸般の事情で育てられない子どもの命を救おうと、2007年5月、熊本市の慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」(通称「赤ちゃんポスト」)が開設された。匿名で子どもを受け入れ、児童相談所を通じて、乳児院や児童養護施設や里親、養子縁組などにつなげる仕組みだ。この10年間での受け入れ数は130人。赤ちゃんポストに預けられた子どもたちは、熊本市の児童相談所を通じて乳児院に入所し、その後、それぞれ生活する場所が決まる。(略)慈恵病院元看護部長、現・スタディライフ熊本特別顧問の田尻由貴子さんに話を聞いた。
(一部抜粋)
ーー電話相談を続けて行く中で、田尻さんの考えに変化はありましたか
「予期せぬ妊娠する人に罪はないと思うようになりました。人それぞれに背景がある。そうせざるをえなかった背景があるのです。多くは母親自身の育ち方に問題がありました。ある風俗の仕事をしていた女性が、出産予定日直前に関東から熊本にやって来ました。親にも友人にも相談できず、思い余って慈恵病院で出産したのです。子どもの出生届を出す段階で住民票がありませんでした。
経緯を聞いていくと、母親は家出し、その親が勝手に手続きをしていたようで住民票や保険証などの登録がないことが判明しました。母親は実母が亡くなり、義父との関係もすでに切れていました。それを聞いて、子どもを育てられないのは、彼女の責任だけではない、と思いました。育てられない事情があったのです。彼女の子どもは、特別養子縁組で里親に引き取られていきました。彼女は生活保護を受け、職を得て生活を建て直しましたが、結局は続きませんでした。風俗に戻り、今では連絡は付かなくなってしまいました。私はゆりかごのない社会になることが理想だとは思いますが、そこには厚い壁があるのです」+843
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