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1. 匿名 2017/06/17(土) 23:08:28
これらは『包丁人味平』1巻での描写だが、
北村チーフは厨房でも客前でもパイプを手放さない。
■指から出血したままキャベツを刻む味平
外食産業黎明期とも言える当時は、そうした衛生知識がない“プロ”も多かった。
■「鮮魚店の刺身の92%から大腸菌が検出」された時代
『包丁人味平』が描かれた1970年代も、時代を包む衛生意識は戦後から高度成長期までと大差なかった。
お湯と塩だけで吸物の味を決める対決で、
店で味つけをしたこともない味平の不利は否めなかったが、流れ落ちる「汗」が鍋に入ったことで塩味がピタリと決まり、味平は勝利を引き寄せる――。
■急激な経済成長は衛生面を置き去りに
ことの善し悪しは置いておくとしても、この40数年で日本人の衛生観念は変化した。当時は、現代からすると「ありえない」光景であふれていた。+29
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「10年ひと昔」と言うが、時間がたてば常識はいとも簡単に変わる。世の中に流れる情報量やその流速が劇的に上がったこの数十年、常識が上書きされるスピードもまた高速化した。そして、食マンガの"祖"とも言える『包丁人味平』の連載がスタートした1973年(昭和48年)から半世紀近くがたった現在、当時と比べると「食の常識」も大きく変わった。外食産業の充実、調理手法・技術の進化、店と客の距離感……。中でもこの数十年で大きく変化したのは、衛生への意識などに象徴される「食の安全」にまつわる常識だろう。そうした視点でいま『包丁人味平』を読み返してみると、「ええええっ!?」と思わずギョッとしてしまうような表現も少な