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  • 1. 匿名 2017/05/06(土) 15:49:06 

    <高齢者事故>90代、生活に車は必需 スーパー徒歩1時間 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
    <高齢者事故>90代、生活に車は必需 スーパー徒歩1時間 (毎日新聞) - Yahoo!ニュースheadlines.yahoo.co.jp

     大分市の病院に軽乗用車が突っ込んで多数のけが人が出るなど、高齢者による事故が後を絶たない。免許返納を呼びかける取り組みが進む中、なぜハンドルを握り続けるのか。1年半前に男子高校生をはねる事故を起こした90代の女性が、毎日新聞の取材に応じた。居住する地域は公共交通が乏しく、車を手放し難かった事故前の暮らしを明かした。 事故は信号機のない交差点で起きた。女性が運転する軽ワゴン車と高校生の原付きバイクが衝突し、高校生は一時意識不明の重体となった。女性は道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕され、昨年春に地裁支部で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が言い渡されて、確定した。免許は取り消された。


     女性の運転歴は事故時まで約50年。農家で山でミカンを作っていたため「リヤカー代わりに」と40代で免許を取得した。しかし、最寄りの鉄道の駅は直線で7キロ以上先にあり、近くのスーパーも歩いて片道1時間の距離。便がいいのはタクシーに限られる地域で、農作業以外にも車を使うようになり、買い出しなどで車はなくてはならない存在だった。

     事故の公判で、事故車の修理依頼を受けた自動車修理工場の男性が、事故を起こしたらすぐ知らせるよう言い聞かせていたことを明らかにした。運転技能を不安視する周囲の目が少なからずあったのだが、女性は取材に対し「(現場の)道路はよく行くけれど、人通りは全然なかった。よく見とらんやった」と当時を振り返った。

     高校生は回復し、今春高校を卒業して看護専門学校に進んだ。進学先を選んだ理由は命を救ってくれた医療現場の人たちに憧れたからだ。母親(41)は現場で息子のヘルメットのそばに流れていた血の塊が忘れられない。「田舎は車がないと生活に困るというが、命を奪う理由にはならない。行政はもっと交通機関の整備を考えてほしい」と訴える。

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