子供の頃の笑えるエピソード
136コメント2014/01/13(月) 06:13
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107. 匿名 2014/01/11(土) 16:41:44
私が小学生のころ、ある噂が出回った。
夜遊びをしていると傘を振り回して、帰らんかいと怒鳴り散らすオバサンがいる、と。
帰らなければその持っている傘で襲いかかってくるそうだ。
小学生はそのオバサンは妖怪じゃないか、ヤマンバだ、と色めきたったし、怯えた。
結局ソイツはカサンバと呼ばれるようになった。
その頃、私は別の恐怖と戦っていた。そういえば最近母は夜9時を過ぎると傘を持ってどこかへ出掛ける。
私には年の離れたヤンチャな兄がいる。
母は必ず文句タラタラの兄と帰ってくる。時には怪我をしている兄と帰ってくる母。
…まさか……。
言えなかった、それは多分私の母だ、と。
言えなかった、お母さん、いよいよ妖怪になってるよ、と。
カサンバの話題になると私はカサンバも何か理由があるのかもしれないよ、と皆に聞こえないぐらいの声でフォローした。
大人になった今、兄は怖かったと笑うし、私も気が気じゃなかった、と皆で話す。
もちろん同級生にもカサンバは私の母だ、と打ち明けた。
私の母はゴーバイでカサンバ。大人になった今でも何度も笑いこけて話す私が子供の頃の母のエピソード。+18
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