ガールズちゃんねる
  • 116. 匿名 2015/03/17(火) 14:50:42 

    事例
    男性は9日、「昨晩110番を利用してしまった」として8日夜の出来事を語り始めた。ツイートによると、
    男性は20時ごろ、小学校1〜2年生くらいの子供が1人で泣きながら歩いているところを住宅街で見かけた。
    迷子かと思い、声をかけようとしたが、いわゆる「声かけ事案扱いされること」が頭に浮かんだ。
    男性は不審者扱いされるリスクを考えて声をかけることを断念し、代わりに「110番」通報をしたという。

    一般的に「声かけ事案」とは、子供に「お菓子をあげる」「車に乗せてあげる」などと誘うものや、住所などの
    個人情報を尋ねるもの、卑猥な言葉をかけるものなど、誘拐事件や性犯罪などの前兆と思われる事案のことを指し、
    条例で禁止している県もある。

    ところが、各警察署がメールマガジンやホームページで発表している事例をみてみると、本当に不審者だったのか
    分からないものも散見される。「おはよう」と挨拶した男性や、「駅はどちらですか」と尋ねた男性、「すみません」
    と声をかけた男性の通報例は、受け取り手の過剰反応である可能性も否定できない。インターネット上には、
    転んだ少女に「大丈夫?」と声をかけた結果、長時間にわたって事情聴取されたという不幸な報告もある。

    こうした現状を踏まえた結果、男性は110番を選んだようだ。その慎重さは徹底していて、女性オペレーターから
    電話口で「最寄りの交番まで連れてきてほしい」と言われると、それでは「事案」を恐れて通報している意味が
    ないとして断った。声をかけた場合に、子供が大声をあげたり防犯ブザーを鳴らしたりする可能性も危惧していた。
    また、オペレーターに「せめて警察官が到着するまで、近くで見守ってあげて」と求められたが、子供の近くで
    立ち止まって見ていては、それこそ「不審者」として通報される可能性があるとしてこれも断ったという。

    「10年前なら間違いなく声をかけて交番に連れて行ってあげたが、今は男がそんな事をしたら何を言われるか
    わからない」という男性は、やりとりの末「一分でも早く警察官に保護させてください」と伝えて、後味の悪さを
    感じながらも子供のいる現場を立ち去ったという。

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