ガールズちゃんねる

身内から聞いた戦争の話

526コメント2015/02/13(金) 14:42

  • 434. 匿名 2015/02/06(金) 13:39:59 

    祖父は11人兄弟の末っ子で戦時中いつも泣いていたら兄姉たちがよしよししてくれて優しく御世話をしてくれたと言っていました。

    ある日、この街ももう駄目だから逃げなければいけない。そんなときに大工の棟梁だった祖父の父(曽祖父)は『ワシは家族みんなが暮らしてきたこの家を守る。だからお前らは早く逃げるんだ』そう力強く言って部屋にポツンと1人で胡座をかいて目を瞑っていたそう。

    しかし、祖父たちが逃げ惑う方に方に爆撃がたくさん来て、曽祖父が残った家には何一つ攻撃されなかったらしく祖父は面白話としてこれを語っていました。でも実際は今だから怖くないように笑い話として孫たちに話すのであって、当時のことを想像するだけで恐ろしいし曽祖父の男らしさは並大抵のものじゃないな、そう思いました。

    ちなみに祖母は終戦間近しか記憶にないみたいですが、物凄く貧乏な家で服屋を細細と経営してたそうです。戦時中は貧乏娘と散々いじめられたのに、終戦後、唯一売り物の服や下駄だけが残っていたのでそれを着ていたところ全くいじめられなくなったとか。逆に売り物や布をたかりに来る人が多くて怖かったと言ってました。

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