毒親・毒兄弟から決別しようと頑張っている方いますか？

[186. 匿名]

親が「子供のくせに生意気な」とののしるのと同じように、子供も「親（大人）のくせに何も分かっていない」と当たり前のように反発している部分がある気がします。しかし子供のその考え方こそ、親に理解を期待する姿勢、親の支配下に留まる意志の表れ、親に自分の主導権を譲る行為なのではないかと最近思ったのです。

子供は親よりも本質的に優秀。でなければ人類の進化はあり得ませんから。ただ経験や知識や財力や体力が小さいころはないだけ。親が子供のその基本的な賢さを脅威と感じたり、子供の本質を見抜けずに軽んじたり、親自身が未熟で子供に自分の欲求を押し付けたりする。本来、子供は敬意をもって接するべき一人の人間、自分より未来を生きる優れた存在、そう思わなければいけないのではないかと思います。現代の常識では突飛な発想かもしれません。しかし自分自身、親よりも優れている部分が多くあるように感じるのは事実です。そしてそう思うことに罪悪感を感じる。でもその感じ方も親によって刷り込まれたもの。

親を見下す、拒否する。しかし拒絶すること自体、まだ強く意識しているということの裏返しですから。そうではなく、憐れむ、許す。自分は最近そう思うようになりました。いまになってようやく冷静に自分と切り離せるようになってきたのです。やはり別々の人間であるのです。

不幸にも毒親の元に育った人たちも、存在や価値を自己肯定することで、親の呪縛から自由になれると思うのです。