松島法相、性犯罪の刑罰見直しに意欲「物を取るより性犯罪の方が軽く扱われている」
336コメント2014/09/16(火) 18:31
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331. 匿名 2014/09/05(金) 17:11:02
去勢プログラムでは、性犯罪は男性ホルモンの分泌過剰を原因とする性的衝動に当人が堪えられなくなって起きるという単純な発想をもととしている。
米国においては男性ホルモンと逆の働きをするホルモンを注入する化学的去勢の方が主に行われているが、西欧・北欧では外科的去勢を行うケースもある。
たしかに男性ホルモンの分泌と攻撃的な傾向には関連があるということは広く知られているが、だからといって直線的に性的衝動の暴走によって性犯罪が起きるという考え方は、性犯罪を個人が主体的に選び取った行動としてではなく、何らかの生理的疾患の症状として起きるものだととらえることになるため、加害者当人の主体的な責任を免責するという批判がある。
去勢プログラムの有効性を研究することは、条件付けプログラムの有効性を研究することが難しいのと同じ理由で困難である。
すなわち、ほとんどのプログラムにおいて去勢を受けるかどうかが当人の意志に任されており、また去勢を受け入れることが仮釈放や刑期短縮の条件として利用されている。
それは、去勢プログラムも米国憲法が保証する加害者の人権を侵害する恐れが強いと考えられているからだ。
人権問題を別としても、去勢によって再犯防止ができるとすると、それは単純に激しい性的衝動が原因で犯罪が起きている場合だけであろう。
人間の行動は、もっと複雑な動機が混合した形で起きるのがより一般的であり、仮に自分の思いにならない他者や現象に対する支配欲なり、自分の抱えるなんらかの欠落への過剰補償といった要素が動機の大部分を占めていた場合、去勢によって不全感が増幅し、加害者がより危険になる可能性すら考えられる。
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